ACHARD, CYRIL (Cyril Achard's Morbid Feeling)
country: France
style/genre: Prog Metal, Hard Fusion, Prog Rock, Technical Instrumental, etc.
website: http://www.cyrilachard.com/
related bands/artists: Atoll Sud, Arrakeen, Taboo Voodoo, Tony MacAlpine, Mike Terrana, etc.
similar bands/artists: Greg Howe, Mike Terrana, Shawn Lane, Steve Morse, Dream Theater, Sieges Even, Mind's Eye, etc.
artist info: フュージョン、ロック、プログレ、ブルーズなどのエッセンスを吸収し、煽情性の高いテクニカルな演奏が特徴。



Cyril Achard's Morbid Feeling - ...In Constancia Constans
Lion Music
(2001)

これは素晴らしい発見でした。フランスのベテランギターリストCyril Achardによる、バンド形式のアルバムです。ソロアルバムというよりもバンドとして機能している様子が伺えます。Tony MacAlpine, Vinnie Moore, John Petrucci, Shawn Laneの教則ビデオに収録されているエキサイティングなマテリアルを彷彿させるフュージョン色も濃いProg Metalサウンドが、極上であります。Cyrilによるギタープレーのセンスが極めてよろしいです。メロディックでテクニカルなソロも随所に配されているハイクオリティーな演奏を全編に渡って聴くことができます。またMind's EyeEvil Wings, Sieges Even, Dream Theater, Dali's Dilemma等に通じる優れた内容なので、この手のファンにはたまりません。脇を固める面々も実力派を揃えておりますので、色んなスタイルに対応したプレーやアンサンブルが楽しめます。緩急にも富んでおり、スピーディーで畳み掛けている部分も多くそういった点が、リスナーにとっても魅力でありましょう。展開や変拍子を多く導入しており、全編に渡って圧倒されました。これからが楽しみなギターリスト兼プロジェクトといえるでしょう。毎回言っておりますが、フランスを舐めると痛い目にあいます。Adagio, Headline, Patrick Rondatなどと同様に演奏面、音楽面合わせて充実したグループやミュージシャンの活躍を期待します。いやー、このアルバムには圧倒されましたね。ギターオリエンテッドなインストや、テクニカル指向のProg Metalバンドが好きなリスナーに推薦いたします。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Cyril Achard Trio - Trace
Lion Music
(2008)

近年はハード・フュージョン指向の作品やセッションワークが多くなっているフランスのテクニカル系ギターリストの最新作です。最近のCyril Achardはジャズ・フュージョン系の音楽を独自の切り口で演奏したいのであろう。このアルバムは、トリオ編成の渋いJazz路線まっしぐらの作品であります。Cyril Achardがストレート・アヘッド風なジャズに挑戦していることに多くのファンは驚くのではないでしょうか。ジャズ系統に精通しているミュージシャンと共に全編スリリング且つ楽しい演奏が楽しめます。音的にはディストーションなどは全くかかっていません。全編アコースティックに徹しています。しかし、前半で登場する楽曲の中には、アコースティックな演奏だけでも火花が飛び散るかのようなテンションの高さもあります。流石はCyril Achardと言ったところですが、参加している他のメンバーのインタラクティブな演奏も目を見張りますね。中盤〜後半は割りとメローなムードや南欧の雰囲気が漂うものが多いので、ゆったりと聴くことができました。一つの楽曲というよりは、アルバムを全体的に焦らずに耳を傾けて聴くべき作品でしょう。Metheny Mehldau Quartetタイプの音楽が好きであれば、このTraceはジャストミートで嵌るのではないでしょうか。もちろんミュージシャンやプレーヤー指向でCyril Achardの音楽スタイルに興味がある人、そしてJazz寄りの音楽やフランス出身の技巧派ミュージシャンによる演奏が好きなリスナーやファンにも楽しんでいただける可能性は高いです。確かにハードなMetalサウンドを求めている人には、余りピンと来ないかもしれません。それからJazz風な音楽が苦手な人にも余りお薦めできません。とにかくミュージシャンシップが高く、結構渋い路線なので僕自身は気に入っております。ところでCyril Achard's Morbid Feelingの活動はもう止めてしまったのだろうか?・・と心配になってくるが、余計なお世話ですね。(プロモ盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

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