BRAVE
country: United States
style/genre: Female-Fronted Music, Prog Metal, Atmospheric/Melancholic Metal, etc.
website: http://www.bravemusic.com/
related bands/artists: Arise From Thorns, etc.
similar bands/artists: Lacuna Coil, Persephone's Dream, Reading Zero, Divine Regale, Fates Warning, The Gathering, etc.
artist info: アメリカは東海岸を拠点にしているメランコリック風Prog Metalグループ。



Brave - Searching For The Sun
Dark Symphonies
(2002)

アメリカで精力的に活動をしている4人組: Braveによる1stアルバム「Searching For The Sun」です。このBraveというバンドは、日本国内では馴染みが非常に薄いバンドかもしれませんが、個人的には好みのグループです。女性ボーカリストMichelle Looseを音楽の中心軸に据えたメランコリック且つメロディアスな音楽を得意としてます。以前はArise From Thornsという名義で活動をしていたアメリカのグループだったのです。改名をする前からフィーメール系やシンフォ・ゴシックメタル系を中心に応援しているネットコミュニティーでは、かなり名前が知られたグループでありました。Michelle Looseという名前をどこかで聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、そのとおりなんです。実はアメリカの技巧派Prog MetalグループPower of Omensの作品にも女性ボーカリストとしてゲスト参加していたことがあるのが、この人なんです。さて気になる音楽性ですが、Dark Symphoniesレーベルからリリースされているのでシアトリカル風味の強いGothic Metalグループかと思いきや、実はそうではありません。派手なタイプではないですが、コアな部分ではProgressive Metalがベースとなっています。

全体を眺めてみると、Michelle Looseによる女性ボーカルの歌を中心とした楽曲指向のものが多いです。Braveの場合は、ひらたく言うとProg MetalとGothic MetalとAtmospheric Metalの領域を行き来しているバンドです。ソフトでメランコリックでやや90年代の女性アーティスト系の音楽やオルタナティブの要素を凄く分かりやすく消化した部分もあって、そのあたりは個性的と言えるでしょう。艶やかさを備えているのが最大の魅力です。ハードでヘヴィーな部分が突出するところでは、まさにProg Metalグループとしての面目を保っていますし、コンプレックスなところや変拍子も上手く導入して、どの楽曲もテイスティーで堅実に組み立てられています。Dark Symphonies系の音楽が好きな女性ボーカル・フィーメールものが好きな人にも楽しめると思います。要素としては凄く薄っすらとですが、どことなくNuclear Valdezぽいものが好きな人にも楽しめるような気もします。時にはギターのディストーションをかなり押さえ気味にしているような楽曲もありまして、全編ずっとハードでヘヴィになりすぎないようにしています。

なかなかにエクレクティックなスタイルを信条にしているかなーと思いますが、メロディアスなProg Metalリスナーにも対応した内容をしっかり提示してくれています。Dream Theater系のProg Metalを好む人には、この作品をパっと聴いた印象はかなり地味だと思われることでしょう。直ぐに飛びつく前にどこかで音源をチェックしてから判断してみては如何でしょう。やはり焦点となるのはMichelleさんでありまして、通常は非常に丁寧な歌い方を信条にしており魅力的な歌声を持っていると自分は思います。時々Natalie MerchantPaula Cole辺りに通じるひっくりかえり系(?)の裏声を出したりしますが、この辺りはMichelleはひょっとしたらLilith Fair辺りのイベントに登場していた女性アーティストからの影響が強いのだろうと思います(例えばSarah McLachlanとか)。あとは薄っすらとですが・・えっと、元ちとせみたいな島唄系の日本人のボーカルの人にも、裏声ぽいところがちょびっとだけ似ているかもしれませんね。

メランコリックで哀愁ただようものは、どこかEnchantの「Wounded」に通じるかもしれないと思ったりもしましたが、Enchantのスタイルに似ているとこまでは行かないので、ご注意を。実はよく聞くと、キーボードやピアノなども上手く使っている楽曲もありますね。バンドの演奏とMichelleの歌が非常に上手くブレンドされています。正直言って一回目のインパクトは余り強くないです。しかし、女性ボーカルものとProg Metal寄りのものが、大変美しくもメランコリックにブレンドされています。艶やかでメロディアスな音楽はこのグループ独自のアプローチで僕は大変楽しむことができました。演奏の派手さやめまぐるしさ、ドラマティックに畳みかけることは無いのですが、そういうのを期待せずにSearching For The Sunという作品に身を委ねるならば、Braveのよさを充分体感できる筈です。シンフォゴシック系やLacuna Coil, Within Temptation, Dreams of Sanity辺りが好みの人にもググーとアピールするかもしれません。(プロモ盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

Back to [B] Section
Back to Review Index

Go to Top Page