CIRCUS MAXIMUS
country: Norway
style/genre: Prog Rock, American Prog, New Tendencies, Experimental Music, etc.
website: http://www.circusmaximussite.com/ (たまにサーバーがダウンしている場合もあります)
related bands/artists:
similar bands/artists: Symphony X, Dream Theater, Shadow Gallery, Silent Voice, Pretty Maids, TNT, Pagan's Mind, etc.
artist info: ノルウェー出身の大型新人バンド。メロディーとテクニカルな部分を巧く両立した音楽性を武器にしている。



Circus Maximus - The 1st Chapter
Sensory/The Laser's Edge
(2005)

数多くのProg Metalアルバム作品をリリースしているSensoryから、堂々デビューの大型新人Circus Maximusによる1stアルバム。最初の印象は、正直「ちょっと優等生過ぎるなー」という感じがして、嵌まり込むところまでには至っておりませんでした。しかし、回数を重ねて聴いていくうちに徐々に嵌まっていき、いやはや新人でありながらもサウンド面・演奏面・楽曲面など、どれをとっても高いレベルを維持していることに感心しました。全体を通して聴いてみると、彼らが指向しているのはDream TheaterSymphony Xなどにも通じる、メロディアスでドラマティックなProg Metalサウンドでありましょう。それと同時に、このバンドはあらゆるHR/HMのリスナー層にも受け容れてもらえるように、かなり幅広い音楽性を、取り込もうと努力しているのではないでしょうか。冒頭のSinAlive辺りの楽曲は、とてもキャッチーで、親しみやすいのです。しかし、その一方、結構凝ったアレンジを忍び込ませている楽曲も数曲ほど用意しているのが、心憎いなーと思いました。

ブックレットやサイトを見る限りではかなり若い連中で構成されていますが、アレンジ力の高さにも驚かされました。要所でフックとなるパーツを組み込んでおり、エピック指向の長編ものでは、起承転結の部分も抑えるなど、かなり細かい部分に気を配っているところがポイントとなっております。個人的には、どちらかというと変拍子を巧みに操りつつ、ギターとキーボードが複雑に絡むAndromeda辺りにも通じるテクニカル路線のBiosfearや、Prog Metal的色合いが大変濃い緻密なアンサンブルやインタープレーが登場するスリリングなものを中心に聴いて楽しんでおります。個人的には、少しGlory of the Empire辺りやAlive辺りがなかなか浸透してこなかったのですが、何回か同じ曲を聴き返すたびに新しい発見や驚きもありましたよ。以前は、なかなか浸透してこなかった曲の一つ、Aliveが現在ではソングタイトルのように生き生きと浸透してくるようになりました。いやー本当に、新人とは思えない見事な作品の出来映えであります。

2005年に登場した新人の中でも、とりわけ好調な滑り出しを見せておりProgPower USA VIでのステ−ジも良好だったと聞いております。しかし、残念なことにKeyboardistのEspen Storoがバンドから突如離脱してしまいました。なんでバンドを脱退したくなったんでしょうかねー、勿体無い・・・。いいキーボーディストだけに後任者を探すのが大変だったと思いますが、現在は新しいキーボーディストを加えてニューアルバムの制作にも入っているとのことです。これからも、さらなる成長が期待の有望株でございます。Prog Metalファンのみならず、楽曲によってはそれこそ一般のHard Rock/Metalリスナーにもすんなり受け容れてもらえるポテンシャルがあります。ノルウェーというのは、実は90年代の頃から、Progressive MetalやTechnical Metalがアンダーグラウンドで非常に盛んな国でありますが、Pagan's MindTrivial ActConceptionに続けと頑張って欲しいです。MelodicなProg Metalが好きなリスナー層にお薦めです。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

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