COOLEY, RUSTY
country: United States
style/genre: Guitar Instrumental, HR/HM, Technical Rock, Prog Metal, Neo-Classical, etc.
website: http://www.rustycooley.com/
related bands/artists: Outworld, Bobby Williamson (Eumeria), etc.
similar bands/artists: Outworld, Marcel Coenen, Magnitude 9, Rob Johnson, Patrick Rondat, Emir Hot, etc.
artist info: Outworldなどの活動で知られている7弦ギターを得意とするテクニカル指向のミュージシャン



Rusty Cooley  - s/t

Lion Music
(2008)

アメリカを拠点に活動している7弦ギターの使い手であるRusty Cooleyが以前にリリースした1stアルバムの再発スペシャル盤です。以前は技巧的な路線を追及するギターリストが活動していくのが困難な時期が長い間続きましたが、90年後期から現在に至るまでにテクニカル路線のミュージシャンが再び脚光を浴びるようになったのは、やはり振り子の法則みたいなものが働いているのかもしれません。しかし、こういった技術的に優れたミュージシャンやアーティスト達が多くの声無き層から注目される環境がインターネットや動画サイトを通じて整えられたことが後押しになりました。Rusty Cooleyの場合も、ギターキッズやマニア達の間では知られている存在でありますが、ここ日本においてもOutworldなどの活動を通して脚光を集めつつあるのかもしれません。ソロアルバムということで、当然彼の速弾きを始めパイロテクニックを駆使したソロにより凄い音数が奏でられております。ですが、彼のアプローチはRob JohnsonMarcel Coenenにも通じるような感じで派手なテクニックだけでなくHR/HM寄りな楽曲指向を大事にした内容が含まれているのが味噌と言えるでしょう。全体的な音の印象では、Rob JohnsonMagnitude 9などを彷彿させる手法をとっているようにも思いました。曲のテンポも割りとアップビートで速いものになっており、かなりグイグイと聞き手を引き込んでいく強みみたいなものがあると思いました。個人的には、もう少しギターのディストーションを押さえて欲しいかな?と気になりそうなところもあったりしましたが、作品全般に悪い影響を与えている訳ではないので安心していいでしょう。突き詰めればキリがない訳ですから、その辺りは些細なものなので気にならない人は全く気にならないでしょう。Rustyの場合は、ストレートに突進しアップテンポになるだけでなく、楽曲のアレンジにも工夫を施しているのでリズム的にも複雑な要素を含めており、起伏を生み出すのが大変上手い・・と言った所が面白いポイントだと思いました。後のOutworldの路線に継承されているであろうセクションもありますし、プログレッシヴなアレンジや奏法で緩急を生み出しているのでギター演奏が中心となっているところはプレーヤー指向を楽しむリスナーには聴き所が多いように感じました。個人的なHillbilly MilitiaのようにBobby Williamsonのシンセ・サウンドとソロが絡んでスリリングになるハードフュージョン路線の楽曲はハイライトの一つとして堪能しました。派手なソロやギターサウンドが多く登場するテクニカル寄りの速弾きHR/HM系インスト音楽が好きな人にはツボとなるナンバーが満載だと思います。勢いのあるテクニカル・ロックや濃密なド迫力なハードロック型のサウンドが多く登場します。(プロモ盤Review)

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