DIGITAL RUIN
country: U.S.A.
style: Prog Metal
website: http://www.digitalruin.com/
similar bands: Fates Warning, Event, Eldritch, etc.
artist info: アメリカ東海岸は、Rhode Islandを拠点として活動をしているProg Metal系バンド
discography: Listen (1997), Dwelling In The Out (2000)



Digital Ruin - Dwelling In The Out
InsideOut America
(2000)

このバンド、新人バンドのように思われているふしがあるが、実はそうではない。彼らは遡ることなんと1988年にベーシストのMike KeeganとドラマーのTimothy Hartを中心に結成。その後メンバーチェンジなどを繰り返しながら活動を地道に行ってきたという。91・92年には、ギターリストのDave SouzaとボーカリストのMatt Pachecoが参加して現在のラインナップに落ち着いたそうです。彼らは、過去にDream TheaterのAwakeツアー時にサポートを務めた経験もあります。 ファーストアルバム、ListenがSiegen Recordsからリリースされたのが大体1997年頃だったので、一枚のフルレングス・アルバムをリリースするまでにかなりの歳月がかかったことになります。その後、1999年に彼らはInsideOut Americaと契約を結び、2000年に2枚目をリリースとあいなったわけです。InsideOutのレーベルというと、Vanden Plas, Pain of Salvationといった構築性の高いプログレメタルバンドから、メロディアスなプログレ系までのアルバムを多く輩出していることでよく知られています。

今回レヴューで取り上げるDwelling In The Outは、2枚目のフルレングス・アルバムになります。ヘヴィーなサウンド上で浮遊するシンセ・サウンド〜ループ音やを見事に同居させている点が変り種と言えます。バンド名と同じくデジタル的サウンドをうまく取り込んでいて、Fates WarningのDisconnectedアルバムやEventの2枚目、Eldritchの4枚目で見せた方向性に結構近いものを感じさせる。こういう感じのProg Metalバンドは案外少ないので聞いていて面白いなーと思いました。デジタル・サウンドを使っていますが、決してテクノやエレクトロニカ的な分野を本格的に取り入れているという訳ではなく、あくまでアトモスフェリック的な使われ方ですね。雰囲気を盛り上げるためにバックグラウンドとしてキーボードやシンセ・デジタル音が強調されています。ブックレットにクレジットとして載っていないようだが、聞いた話によるとキーボードパートは主にMatt Pachecoが担当している。ギターを中心としたヘヴィーなリフが登場していますし、アグレッシブ且つパワフルな形で曲が進行しているタイプが多いです。テクニカルな技を応酬をしていくというよりも、より楽曲指向のものを作りたいという姿勢が伺えます。目まぐるしい展開も殆どないです。

Matt Pachecoのボーカルレンジは、どちらかというと中低音域を強調した感じの歌い方です。Mattの声質は割とザラザラっとした感じなんだけど、全体的にクリーンな歌い方が印象的です。ほんのりとJames LaBrieぽい歌い方に影響を受けているようにも聴こえます。しかし、時折高音部分も出したりと、クリーンなラインを歌おうと努力している様子が伺えます。全体的には、割とムーディーでダークな色合いの強いソリッドなメタル的楽曲が多く、テンポもどちらかというと割とミディアム・テンポのものが多いせいか曲調が多少似ている点があります。しかし、アップテンポな曲も用意されており、僕個人はアップテンポで攻めつつ浮遊するシンセフレーズが活躍するものがこのバンドの魅力の一つではないかと思いました。歌詞も結構ミステリアスというかサスペンスを意識していて、音楽に合わせて読み進めて行くのも楽しいです。(購入盤Review)

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