Dokken - Dysfunctional
Sony
(1995)
アメリカを代表するハード・ロックグループ、Dokkenが1995年にリリースしたアルバムです。日本国内においても多くのファンが存在しております。うちのサイトにしては、久しぶりにメジャーものが登場で自分でも嬉しいです（笑）。これは、だいぶ前にリリースされたアメリカ盤です。シンプルに構成されていながらも、非常に魅力あふれるハードロック作品で、僕は非常にこのアルバム大好きです。やっぱりDokkenの魅力的なソングライティングの鍵を握っているのはJeff Pilsonだったのだと思います。90年代は苦戦したと思いますが、これは本当に素晴らしい出来上がりだと僕は思いますよ。甘さ控えめでグっと渋みが増した大人の味わいですよ。序盤で登場するKing's X的な指向も大変イイ！。メンバーのどなたがお好きかはよく分かりませんが、多分Jeff PilsonとDon DokkenはKing's Xが好きなのかもしれませんね。僕はこのアルバムを心底気に入っています。ただ日本盤とアメリカ盤は、結構音が違うらしいと噂に聞きました。Under Lock And KeyやBack For The Attackなどのアルバムを中心に、彼らのLA Metal時代の音に馴染んでいた人には、正直この作品はピンと来ないかもしれません。大分前だったかレヴューで読んだときには、日本盤はかなり酷評されていたような気がします・・（日本盤のプロダクションについては、僕は分かりませんがアメリカ盤の音は総合的に凄くいい出来具合だと思うのですが如何でしょう？）。最後に収録されている楽曲では、Dokkenらしいアップテンポで格好いい曲が入っていますし、アメリカ盤の終盤に収められているEL&PのFrom The Beginningのカバーも秀逸な出来上がりだと思いました。余計なことですが、この曲をカバーしようと言い出したのは誰なのかが、大変興味深いです。(購入盤Review)