EQUINOX
country: U.S.A.
style/genre: Hard Prog, Prog Rock, Pomp Rock, etc.
website: http://www.elamedia.com/equinox/
related bands/artists: Spirits, Renaissance 13, Equinox Opus, Takara, Amethyst, Millenium, Vox Tempus
similar bands/artists: Enchant, Styx, Rush, Arena, Ice Age, etc.
artist info: アメリカは、ミネソタ州ミネアポリスを拠点に、精力的に活動をしていたProg Rockバンド。



Equinox - Color Of The Time
Opus Recordings/JVC Victor Entertainment
(1995/1996)

ミネアポリスを拠点に活動をしていたProg Rockバンドが、1995年にリリースした1stアルバムにして最後のアルバム(日本では、1996年にリリース)。Equinoxは、日本のハードロック・メタルファンにも広く知られている存在であります。アルバム全体に渡って、初期EnchantRushに通じるキャッチーで、割とハード目の演奏を得意としているところが、楽しむポイントとなっております。ややこしいことに、実はパナマにも同名のバンドがおりまして、どちらかというとシンフォ寄りの路線を貫いているProg Rockバンドという風情です(パナマのEquinoxも結構好きだったりします)。もっとややこしい話をすると、さらに多くのEquinoxと名乗るバンドがいますが、ここでは割愛させていただきます。

さて、アメリカ出身のEquinoxの話に戻ります。このバンド、結成は1989年に遡ります。正確なところで言うとEquinoxは、活動初期にSpiritsという名前で活動をしていました。シンガー・鍵盤奏者のJamison MastersとドラマーのEric Althausの2人を中心にSpiritsの母体が形成され、その後Renaissance 13に所属していたギターリストのLonnie Mellandが加入します。トリオ形式のバンドとしてLogic Recordning Studiosに入り1992年の半ばにレコーディングを開始し、紆余曲折を経て1994年にレコーディングが終了。この1994年を皮切りにバンド名がSpiritsからEquinoxに変わります。晴れて1995年の5月のColor of The Timeがリリースされました。我が日本では、1996年にアルバムカバーも一新。同年1月にJVC Victor Entertainmentよりリリースとあいなりました。

本編のColor of The Timeの内容ですが、・・・まず耳をひくのは、強靭且つ躍動感溢れるドラミング・ワークで、これに最初は圧倒されました。Hard Rock/Metalファンは、こういうタイプのドラミングは大好きだと思うのですが、プログレファンには敬遠されそうな雰囲気です。ボーカリストは、EnchantのTed Leonardを彷彿させる甘い声質を持った歌を披露しています。キーボードもギターも、ここぞというところでは前面に出てきて良好です。サウンド・プロダクションは、自主制作という点を考慮に入れれば、Dream Circleレーベルに所属していたバンド等に通じると思いますし、非常によく頑張っていると思いました。とにかく演奏陣の実力は折り紙つきで、これまでかなり多くの演奏経験やセッションを重ねた様子が窺えます。Equinoxの場合、この手の音楽としては珍しく、各楽曲はどちらかというとロングフォームになったり、組曲形式になるのを意識的に避けるかのようにして短めの構成になっていますね。どの曲も、聴きやすく・親しみやすい印象です。それに付け加えて、非常に躍動的でドラマティック・キャッチーであります。曲によっては、Styxや初期のIce Ageにも通じるところがあるのではないでしょうか。個人的にはColor of The Timeは、フェイバリットなアルバムになりました。ソフト路線のProg Metalが好きな人にもお薦めのアルバムです。

さてここからは、その後の彼らに関する余談話になります(・・・この話は余り日本では、取り上げられてないと思いますので・・・)。このアルバムColor of The Timeは、特に日本で支持を受けたようで彼らにとっては、次に向けて大きな励みになったのではないでしょうか。1996年4月にはニューメンバーとして、Ray Mantor (guitar)、Jim Turba (bass)の2名がバックアップ要員として加入を果します。その後Color of The Timeをサポート・プロモートをするために精力的にツアーへ。その一方で、1996〜1997年の間にバンド内で、色んな事情が発生したようであります。Spirits〜Equinoxの時代を通じて主要メンバーだったJamison MastersLonnie Mellandは、この時期以降、ラインナップから名前が無くなっています(この辺りの詳しい経緯は、残念ながら私には分かりません)。しかし、残ったメンバーのEric AlthausRay MantorJim Turbaの3人が新しいEquinoxの核を形成。1997年には、次のアルバム制作に向けてLogic Studiosに入り、暖めていたマテリアルを本格的な楽曲に仕上げていく作業に入ります。日本のラジオ局では、そのデモ・バージョンなどがオンエアされていた時期があったそうです。さらに、Takaraのキーボーディストとして活躍していたLA在住の仕事人キーボードプレーヤーEric Ragno、そしてギターリストのJeff Burrellが新加入します。この頃から、彼らは、バンドの名義をEquinox Opusと改名し、再出発。新しいシンガーとして、AmethystMilleniumで活動をした経験のあるDan Reedがメンバー入りします。この新ラインナップで、2002年にOpusのレコーディングを果たします。しかし、Equinoxのメンバーとして最後の砦的存在だったEric Althausが脱退。この脱退が、Equinoxという名義の活動の終焉となったようです。残ったメンバー達は、バンドをVox Tempusと再度改めることになりました。本格的にProg Metalバンドとして、Vox Tempusは、2004年にシーンに再登場することになります。(購入盤Review)

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