EVENT
country: USA
style/genre: Prog Metal, Modern Metal, etc.
website: http://www.eventband.com/
similar bands/artists: Dream Theater, U.K., King's X, A Perfect Circle, etc.
artist info: かつては、Mystic Fishookと名乗って活動。テクニカルなProg Metal型から、モダンなサウンドに変貌を遂げている。



Event - Electric Skies
Leviathan Records/Dreamchaser
(1998)

アメリカは東海岸より1998年にデビューしたテクニカル系Prog Metalバンド。バンドメンバーが、バークリー音楽院出身者などで構成されていることから窺えるように、インストパートにおける非常にハイレベルな技巧の応酬が凄まじい。楽器陣が繰り出す技の数々がとても素晴らしくアルバム全体で堪能することができます。バンドのアンサンブルも高品質でありますが、VocalistのDave Delucoによるボーカルパフォーマンスも大変素晴らしいです。それぞれの楽曲で要求される全てに柔軟に対応した歌を披露しています。Shaun Michaudのセンス溢れるギタープレーが秀逸でありますし、キーボードワークでも活躍しております。Jay Rigneyによるドライブ感溢れるベースプレーもド迫力でありますし、音も野太くグルーブも大変心地よい。Matt Scurfieldの繰り出すドラミング・シンバルワークもたまらなくカッコよいです。どのメンバーも言うまでもなく、高い演奏技術を持っており色んな場面で活躍しております。演奏面だけでなく、スタイル的にもコンテンポラリー且つモダンな要素が大きく含まれているのでこういったタイプのテクニカル系アンサンブルが前面にフューチャーされたProg Metal/Rock系からハード寄りのテクニカル・フュージョン系がお好きなリスナーには、とても楽しめる良質のバンドと言えるでしょう。Pilgrim Newsにも以前お伝えいたしましたが、残念ながら彼らは2003年の秋を最後にバンド活動を完全に停止し、解散してしまいました。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Event - Human Condition
Inside Out
(2001)

Eventは、アメリカ出身のバークリー音楽院出身のミュージシャン達が結成した、Prog Metal系のバンドとして認知されていると思います。新人大型テクニカルProg Metalバンドとしてシーンに名を轟かせた、前作「Electci Sky」は、非常に完成度の高い技巧的なProgressive Metalが楽しめる作品でありました。しかし、この作品では前作の路線とは全く違った世界が展開されている。

違うバンドかと思うほど、音がよりモダンになった感じ。インダストリアルサウンドをキャッチー寄りにして、そこに多少のテクニカルな要素を挿入させたタイプに変貌してます。このアルバムを聞く前に、様々な方面からいろいろ物議をかもし出していたので、覚悟は決めていたものの、ここまで変貌していたとは・・・。Dream Theater的なテクニカル技巧派路線から、King's XMister Kiteな型にシフトチェンジした印象です。演奏面を細かく聴いていくと、ギターやアンサンブル面などは流石にレベルが高いし、ここのボーカリストはホントウに上手いし、いい声質の持ち主であることには変わりありません。サウンドプロダクションも良好であります。

ここで展開されているサウンドは、我々がイメージするProg Metal的なものとは別物に近い。少なくとも1枚目で狂気乱舞した方達の中では、非常に失望したという意見を持っている人がいる。1回目聴いた印象は確かにヘヴィーでモダンな要素がたくさん入ってびっくりしました。プログレッシブ・メタルでよく聴かれる目まぐるしく繰り広げらる怒涛のアンサンブルは随分と減退・・・というか見つけるのが難しいかもしれない。だが2回目、3回目と聴いていくと、「うむ、これはこれで、なかなか現代風味の効いた新世代のサウンドでオモロイじゃん!」と解釈できるリスナーには、楽しめる・・・かもしれない・・・自信はないけど(笑)。

なんだーかんだー、ごちゃごちゃ書いていますけど、何回かこのアルバムは全体を通して聴くと面白いですよ。バークリー音楽院でバリバリとやっているミュージシャン達が、必ずしも技巧的に突っ走った方向には行かないのだ・・というところが新鮮かもしれない。むしろ、彼らはこのアルバムを通して、「俺達は前作で展開していたDream Theater的なProg Metalスタイルとは、違う視点でアプローチをしていくのだ」、といったような清々しい主張みたいなものすら感じられる。賛否両論・・というか否の意見が圧倒的多数かもしれないが、自分はかなり楽しめたアルバムです。(購入盤Review)

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