ELEGY
country: The Netherlands, etc.
style/genre: Dutch Metal, Hard Rock/Metal, Melodic Power Metal, Prog Metal, etc.
website: http://www.elegyworld.com/
related bands/artists: Ian Parry's Consortium Project, Patrick Rondat, Adagio, Henk van der Laars, Ayreon, Mother of Sin, etc.
similar bands/artists: Consortium Project, Kamelot, Vanden Plas, Sanvoisen, Concept, etc.
artist info: 初期の作品群は、日本国内でも大きく注目を集めたオランダのMelodic Power Metalグループ。



Elegy - Forbidden Fruit
T&T/Noise Records
(2000)

オランダを代表するテクニカル路線のパワーメタルスタイルで定評が高いElegyが、2000年にリリースした後期の作品。欧州では1stアルバムがリリースされる前に、デモテープの完成度が高いことで評判が高かったこと等が記憶に新しい人もいらっしゃるかもしれません。そして、ここ日本においては特にElegyの活動の前期に関して言うとGerman Metal系が好きな欧州メタルのリスナー層を中心に話題を呼び、一時期は非常に高い人気を誇っていたと思います。僕自身は、どちらかというとIan Parryが参加して以降のドラマティックな「State of Mind」が特に大好きでありまして、それ以来Elegyを注目することになりました。ということなので、私ごときがElegyのレヴューをさせていただくのは大変恐縮でございますが、しばらくレヴューにお付き合いくださいませ(^^;)。このForbidden Fruitアルバムでは前作の「Manifestation of Fear」に続いて、歌詞やテーマには統一感を入れた内容となっていると思いました。ですが個人的にはコンセプト作品という捉え方ではなく、各楽曲は独立した形態という認識の仕方で聴いてみました。前回はストーリーを重視したせいか、今度は元気ハツラツで演奏はスピーディー且つ激走するかのごとくテンションがいつになく高いです。彼等の場合はただ単に疾走するというシンプルでストレートなものというよりは、濃密度が高く攻勢をかけた内容になっており、僕も含めてパワーメタル〜メロディックメタル系のファンには痛快この上ないものになっていると思います。このアルバムから参加したPatrick Rondatは、きっとIan Parry's Consortium Project繋がりでメンバーとして加わっていると思いますが、非常にスリリングで勢いのあるプレーです。記憶違いでなければ、この作品を最後に名手として知られるギターリストのHenk van der Laarsは脱退してしまいますが、最後を飾るに相応しい気迫に満ちた凄まじいギタープレーで圧倒されます。とにかく終始テンションが凄いです。また楽曲によっては、キーボードでVanden PlasGunter Wernoが全編でゲスト参加していることも起因して、ProgPower系の側面も強いものになっています。全体的には、欧州メタル系の中でも硬派な路線と言いきってしまいたくなります。作品の内容として充実しているのは当然なのですが、なにか悲壮感も漂わせているのは楽曲のテーマだけではない筈です。Elegyの熱心なファンにとって、どのようにこのアルバムは映っているのでしょう。はっきりしていることは、Ian Parryの歌を中心とした別のElegyの形態に移行しつつある様子が、捉えられているような気がしてなりません。また、もう一ついえることは、Consortium Projectには無いグループならではの統一感も、作品の質を充実させることに貢献していると思います。Elegyの存在や活躍が、後続のメタル勢やProg Metalグループ勢にとって、海外に目を向けるきっかけや刺激になったことでしょう。(購入盤Review)

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