EVERWOOD
country: Hungary
style/genre: ProgPower Metal, Melodic Metal, etc.
website: http://www.everwoodsite.com/
related bands/artists: Johnny Debreezi, Zoltan Varga, Nemesis (Age of Nemesis), etc.
similar bands/artists: Nemesis (Age of Nemesis), Perfect Symmetry, Rest In Peace, Evergrey, etc.
artist info: Burning Star RecordsよりアルバムをリリースしたハンガリーのProgPower寄りのメタルバンド。



Everwood - Mind Games
Burning Star Records
(2005)

東欧から少しずつProg Metal系バンドが紹介されていますが、このEverwoodなるグループはハンガリーを拠点に活動しています。特に2007年に入ってからギリシャのBurning Star Recordsが、欧州各国から良質なProg Metal系バンドのアルバムをリリースしており楽しみな存在となりつつあります。輸入盤市場では、名前が少しずつ浸透しつつあるEverwoodですが、この1stアルバムでは勢いに任せたエネルギッシュなProgPower Metalが展開されています。うちのサイトでも東欧のProg Metalバンドを幾つか紹介していますが、このバンドは今まで紹介したグループの中ではアプローチ的には真っ正直なというか、むしろシンフォニック・パワーメタルに通じるものがあるなーというのが第一印象でした。なんというか、場面によっては先輩格のNemesis (現在はAge of Nemesisと改名)に通じるパワーとテンションを感じます。しかし、先輩格のProg Metal勢と比べると、演奏形態はストレートど真ん中でありまして、その辺りは好悪が分かれるところかもしれません。彼等の場合、近年人気の高いKamelotEvergreyからの影響も強いのかもしれません。

正直申し上げると、1回目通しでアルバムを聞いたときの印象は、自分が求めていたものと大分隔たりがあって、浸透してきませんでした。若さとエネルギーは充分感じるのですが、僕が期待するような東欧的なProg Metalとは感触が違うこともあるのですが、やや物足りないという感想が付きまとってしまうようになりました。楽曲の構成が淡白なせいもありますし、サウンド・プロダクション的に奥行きが足らないことも起因しています。ひょっとしたら分かりやすさや楽曲指向な部分を強調している面もありますが、もう少し楽曲の構成力などを練ったら素晴らしいものに仕上がっていた可能性は秘めています。

しかしながら、彼等ならではの魅力は確かにあるはずです。テンションの高い勢いのある楽曲やProgPower勢が持っているリズムの起伏やドラマティックな要素は、そこかしこで感じることもできました。その辺りを延ばしていくことを期待しています。特にリードボーカリストに関しては、荒削りな部分はあるものの、東欧ならではの艶のある歌声も聴かせてくれているので、それは大いなる武器となる筈です。新しいファン層を開拓する上で、彼等をひきつける魅力としてぜひ活用してもらいたい。アルバム後半に収録されている"Pagan"と"Who's The One To Blame"は、このアルバムの中ではよく仕上がっている楽曲ということで、他の楽曲の構成力を含めてあともう一つジャンプアップを狙って欲しい。90年代初頭から中期の時代と違って、2000年代に入ると、若手グループでもデビュー作品でかなりの高品質なものをリリースすることが珍しくないだけに、Prog Metalリスナーが始めから期待するハードルが高いのでEverwoodのようなインディーズ系のバンドの場合は大変だと思うが、頑張っていただきたいと思う。どうやら、2007年にリリースされた2ndアルバムは飛躍的な進歩を遂げたという噂も耳に入っているので、次の作品に自然に期待してしまいます。(購入盤Review)

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