FOREVER TIMES
country: Netherland
style/genre: Prog Metal, Neo-Prog, Dutch Metal, etc.
website: 現在はウェブサイトは閉鎖されております。
related bands/artists: The Dust Connection, Sun Caged, etc.
similar bands/artists: Antares, Hourglass, World of Silence, The Dust Connection, Delphian, Marge Litch, etc.
artist info: 女性ボーカルを駆使した分かりやすいProg Metalを標榜。解散後は、The Dust Connectionとして活動を継続している。



Forever Times - s/t
Zizania Entertainment Group
(1998)

1998年に、オランダのDVS Recordsの前身レーベルZizania Entertainment Groupよりリリースされた1stアルバム。彼らにとっては、最初で最後となってしまった作品。Forever Timesは、オランダで毎年開催されている第1回ProgPower Europe Festivalにも参加した経緯を持っております。柔和なシンフォニック的ロックとProg Metalを融合させたかのようなサウンドが特徴でありましょう。彼らの場合は、オランダの南部地域を中心にライブ・ギグなどを展開し活動していたようです。このバンドの場合は、オランダ方面のバンドに見られるように、Prog Metalタイプのバンドに代表されるハードエッジな要素と、伝統的なシンフォニック・ロックの影響を受けたサウンドを融合しようと頑張っていた様子が、作品を通して感じられます。ブックレットを見る限りでは、かなり若い年齢層のメンバーで構成されています。

女性シンガーのLaura Van Drielを軸にした、どちらというと繊細な心象風景を描いたソング・オリエンテッドな音楽性を大事にしていることを注目したいです。女性ボーカルをいかした、ソフトで優しく語り掛ける楽曲もありますが、意外なことにアップテンポで疾走する場面が登場する楽曲も目立ちます。特にアップテンポからスピーディーな側面を持っている楽曲では、Neo-ProgやSymphonic Rockの影響を見せつつも、それこそ勢いのあるDutch系Hard Rock/Melodic MetalやEuro Metalの様相を帯びております。個人的に面白いなーと思ったのは、特にオープニングのIn The Eye of Passionや、2曲目のSystem of the Heart辺りで出てくる展開や演奏部分などから、(ほんの瞬間的な時間にしか過ぎませんが)、不思議なことに日本のプログレハードバンドのMarge Litchにも通じるかのようなファンタジックさをかすかに感じとることができました(・・・ちなみに、彼らの間に、共通項がたくさんあるとか、スタイルが酷似しているという訳では決してありません。誤解なきよう、よろしくお願いします・・・・)。やはり若いバンドだけに、かなり勢いと力強さを感じ取ることができ、そこが彼らの強みでありましょう。

演奏面においては、後にForever Timesの意思を引き継いだThe Dust Connectionでも見られる、凝ったアレンジ面や分かりやすい展開などが既にここで花開いております。他のバンドと比べると柔和な部分や静かなパートでは、Lauraの歌声がスタンドアウトするように気を配っております。歌だけをとってみると、少しThe GatheringLacuna Coil辺りが好きな人にもアピールする歌声や歌メロなのではないでしょうか?。特に楽器陣は、テクニカルに攻めまくるわけではありませんが、要所や部分的なところでは、Martijn Balsters君のギターが唸りを挙げてNeo-Prog〜Prog Metalの中間地点を彷徨うリードやソロを味わうことができます。割とバッキングをキーボードサウンドが支えうる部分が結構あるのですが、思ったほどキーボードソロやリードは目立ちません・・というか殆ど登場しないのが、ちょっと物足りないかな。でも、このバンドは若さと勢いを持っていたので、もしも2ndアルバムが出ていたならば、もっと違った側面を出しつつ、各メンバーがアレンジ面でもいいものを出していたかもしれません・・・。

後にLaura Van Drielは、試行錯誤をしながらデモ作品を作っていた頃のSun Cagedにゲストスポットとして参加して美しい歌声を披露したりと、Forever Timesと並行して活躍が期待されておりました。・・・このForever Times個人的には、まだまだ荒削りながらも、着実にステップアップしてくれるのではなかろうか?と期待を込めておりました。ところが、・・・・Lauraが突然Prog RockやSymphonic Rockテイストの音楽に興味がなくなり、離脱。Forever Timesは、空中分解寸前まで行きました。

しかし、Martijn君達、残ったメンバーの殆どは一度スタートさせたグループワークを無駄にしたくないという理由から、Laura無しでグループ活動を決意。結果、Forever Timesのレガシーを引き継いだ、The Dust Connectionとして生まれ変わり、現在はデモ作品を完成。その後、彼らはフルレングスアルバムのリリースに向けて着実に動き出しているようであります。最後に余談でありますが、オランダに滞在中にたまたまた偶然、Forever Times〜The Dust ConncetionのMartijn Balsters君にお会いすることができました。現在はForever Timesは、既に存在しておりませんが、The Dust Connectionにはぜひ頑張ってもらいたいですね。(購入盤Review)

Back to [F] Section
Back to Review Index

Go to Top Page