GRONHOLM
country: Finland
style/genre: HR/HM, Prog Metal, etc.
website: http://www.myspace.com/mikagronholm
related bands/artists: Status Minor, Tarot, etc.
similar bands/artists: Queensryche, Lion's Share, Winger, King's X, Tiles, Dream Theater, etc.
artist info: Mika Gronholmを中心に知的なアレンジセンスが光るメロディアス指向のHR/HMプロジェクト。



Gronholm - Eyewitness of Life
Lion Music
(2010)

フィンランドを拠点に活動しているギターリスト、Mika Gronholmのファミリーネームを冠したバンド・プロジェクトの1stアルバム。ギター、ベース、そしてシンセサイザー・キーボード類は、Mika Gronholmが担当しています。シンガーとドラマーは、最近話題に挙がることが多くなってきた、Prog MetalバンドのStatus Minorから、Markku KuikkaTom Raskがアルバム全体を通して参加しています。「Eyewitness of Life」アルバムを聴いてみましたが、バンド全員でプレーをしているかのように、かなり厚みのある知的なセンスが光るHR/HMサウンドを構築することに成功しています。

Gronholmは、Status Minorのメンバーが助っ人で参加しているので、おそらくProg Metalタイプという形で紹介されていると思います。しかしながら、テクニックを前面に押し出していくパターンとは、少し距離を置いているように感じます。確かに5曲目の"Meet The Maker"や10曲目の"Place For Freedom"に代表されるようなインスト曲は、Tilesや「Falling Into Infinity」を出した頃のDream Theaterを思い起こさせて素晴らしいです。この辺りの楽曲は、Prog Metalサウンドが好きな自分としては、大変ググっと来ました。ただし、アルバムに収録されている楽曲が全て、Prog Metal的な路線で統一している訳ではないので、そこら辺はリスナーによっては注意が必要だと思います。

全体的に見ていくと、派手なインストパートを押し出すというよりは、印象的なメロディーラインとアレンジ力で勝負をしている楽曲指向のHR/HM系のサウンドという風に感じさせます。ボーカルを含む楽曲の殆どは、割と骨太でギターリフが先導するパターンのものも目立つといった印象を持ちました。アップテンポでストレートに展開する楽曲などは、QueensrycheRushLion's Shareを聴いている感覚に少し近い気がしました。またミディアム・テンポの楽曲やHR/HM的アプローチが強くなる楽曲では、King's XWinger辺りにも通じるようにも思えます。

ハードな側面を強調したものから、雰囲気を重視したものに到るまで、ボーカルとギターの旋律でグイグイと引っ張っていくのがGronholmの特徴です。バンドの演奏全体は、大変ソリッドで引き締っています。アップテンポのものから、バラードタイプのもの、またインストが活躍する楽曲などの配置も工夫して、起伏を作り上げております。ちなみに、このアルバムにはKing's XからTy Tabor、そしてDerek Sherinianという2人の大物が、それぞれ1曲ゲストとして参加しています。ちなみにDerekは、10曲目のPlace For Freedomのキーボードソロで暴れています。最後になりますが、アルバムのサウンド・プロダクションや録音状態も良好だと感じました。特にアレンジメントやエンジニアリングの側面で言うと、かなり拘りというか凝った作りになっているように思いました。アルバムのアートワークは、あのHume Syme氏が担当しております。
(プロモ盤Review)

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