HEADLINE
country: France
style: Prog Metal
website: http://escapeontheline.free.fr/
related bands/artists: Roko, etc.
similar bands/artists: Vanden Plas, Charisma, Adagio, Ivory Tower, Symphony X, Evergrey, Dreamlost, Hubi Meisel, etc.
artist info: フランスを代表する良質でテクニカルなシンフォ系Prog Metalバンド。



Headline - Escape
Brenus
(1997)

フランスを代表するメロディアスなHR/HM的アプローチを大切にしている、Headlineによる記念すべき1stアルバム。この当時の彼らは、Vanden Plasの1stアルバム「Color Temple」のようなアプローチに割と近いところがあると思います。音的にも、多くのドイツ出身のメロディアスHR/HM勢に大変近い感じです。この頃から既に所々でVanden Plasぽい部分が顔を出しているので、自分的にはニンマリさせてくれます。Rokoのスタジオを使用していることや、ロバート・コールメイヤーさんとの繋がりもあることも関連しているせいか、よく我々が当時イメージしていたフランスのバンド勢とは大きく異なっています。1stアルバムEscapeは、中心となっている方向性は基本的に王道German Melodic Rock/Metalな感じなのでBonfireScorpionsPink Cream 69みたいなグループに通じると感じる方も少ないと思います。現在彼らが得意としているシンフォニック寄りなProg Metal路線とは、印象が異なるのが、今振り返って聴きなおしてみると、少し不思議な感じもします。一方、プログレメタル的になる部分も場面によっては結構ありまして、このバンドの場合はVanden Plasを非常に強く意識しているような気配があります。個人的には、タイトルトラックEscapeFever辺りの楽曲などを中心にメロディアスな叙情ハードロック・メタルサウンドを楽しんでおります。紅一点の歌い手Sylvie Grareのペンによる歌詞が主なものとなっておりますが、全て英語で歌われております。内容はシンプル且つストレートながらも、女性の立場から見た「愛する人への想い」や、「傷心を慰めるもの」といったものが並んでおります。しかし、このEscapeで既に今後彼らが確立するであろうシンフォニックProg Metalサウンドへの萌芽を見て取ることができます。演奏面に関して、このバンドはかなり堅実でコンプレックスなパフォーマンスも得意としており、彼らのアンサンブルもなかなかシッカリしているなーという印象を改めて思いました。Sylvieの歌い方に少し癖がありますが、なかなか個性的で柔和な歌い方をするので僕の中では全然問題なく楽しむことができました。このアルバムをステップに彼らは、より大きく成長していることになるのです。(購入盤Review)


Headline - Voices Of Presence
NTS/Wagram
(2001)

女性リードボーカリスト:シルヴィー・グレアーを擁したフランス出身の秀逸なシンフォニックPROG METALバンドのHEADLINEの現時点で2枚目のアルバム。それにしてもこのバンドは本当に素晴らしい。演奏力はもちろん高く、あのVANDEN PLASのTHE GOD THINGにも肉薄するほどのPROG METALアルバムの傑作を作ったと言いたいほど。とにかく楽曲も演奏力も全て感動。このバンドを高く評価しているのは、実は海外のファンであろう。いやーこのバンドの音楽を毎回聞くたびに思うが、なんて素晴らしいのだろうか。こういう身が打ち震えるようなサウンドを聞かせてくれる、しっかりしたミュージシャンシップを持っているバンドに出会うたびにPROG METAL応援していて良かったなーと思います。人によってはシルヴィーの歌いまわしが苦手と感じる人がいるかもしれないですが、いやいや彼女の歌いまわしもなかなかいいですよ、彼女の独特の抑揚に違和感を感じなければ問題はない・・・というか個人的にはかゆいところに手が届く優秀なPROG METALバンドという位置付け。キーボードもギターも大きく活躍しているし、僕にとってはフランスという国を舐めると痛い目にあうぞという警鐘をこのバンドから強く感じましたし、現にフランスからはPatrick RondatやAdagioといった存在も浮上してきたのでフランスのシーンにはまだまだ逸材がいるという予感がします。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Headline - Duality
NTS/Wagram
(2002)

私が待ち望んでいた、Headlineの通産3枚目のフルレングス・アルバム(計4枚目)。現在では、ManiganceAdagioのようにフランス出身のバンドもメロディック・メタル系統のファンに充分認知を受けるようになった訳ですが、私にとってそういう存在がこのHeadlineでありました。不思議なことに上記で挙げたAdagio達がフランスの名門NTSから国内リリースされているにも関わらず、このバンドは結局いまだに日本でのリリースが予定されていないのが勿体無いような気がする。

特にこのDualityアルバムは、日本のメロディアスメタルを好む層に大きくアピールする音楽を提示しているだけに惜しい。ただ私個人の観点で言わせて頂くと、前作のようなVanden Plas的なProg Metalをシンフォニック寄りにさせ、さらにオーケストレーションを巧みに導入した独自のドラマティックでリリシズムに満ち溢れた音楽性に魅了されていた人間としては、少し虚を突かれてしまった。しかしながら、今度の作品も全体的に見れば、見事な出来上がりになっているのではないだろうか。

今回の作品は、Symphony XNightwish的な要素も前面に出てきたと言っても良さそうだ。前作が結構拘った作りで凝っていたのに対して、割とストレートに突進する楽曲が目立つ。しかし、決してProg Metal的手法から脱却したのではなく、今までに見られたようなVanden Plasぽい手法に、プラスアルファで新しい解釈を付け加えて、より親しみやすいProg Metal/Melodic Metal指向の方向性で臨んだアルバムだと思う。それにしても各メンバーの技量は相変わらずとても素晴らしい。ギターリストとキーボーディストによる流麗でテクニカルなリードプレーが堪能できるのは、流石である。このバンドも他の強豪プログレメタル勢と同様に、バンドが一体となったアンサンブルが強力だ。リズムセクションもかなり強靭な底辺をキープしており、その辺りは流石である。チームワークの強固さは、Vanden Plasや、Evergrey, Symphony XなどのInsideOut系のProg Metalバンド勢にも迫るものがあるし、遜色が無いと個人的には思ったりもする。バンドの紅一点として、異彩を放つSylvie Grare本人の歌声も魅力の一つである(英詞で歌っております)。彼女の歌声は、本当にDoroBonnie Tylerの両人を彷彿させる、少しハスキーぎみな歌い方がポイントです。いや、フランスという国は、本当に油断してはならないバンドがまだ数多くひしめいているに違いない。

私自身は、今回もドラマティシズムを強調し、さらに煮詰めて懲りまくった作品を望んでいた。しかし、この作品は彼らの事を知る上では、とても入りやすいし、親しみやすいソリッドな作りになってます。個人的には、これが2作目で3作目がVoices Of Presenceという流れでリリースされていたら度肝を抜かれたかもしれない。女性が存在するProg Metalバンドは、割と珍しい部類だと思うがフランスには意外と女性ボーカリストを擁するSyrens Callなどのようなバンドが少なからず存在します。フィーメール系メタルやメロディアスなProg Metalなどを楽しむリスナーには、新鮮な存在かもしれません。フランス本国以外では、なかなかCDの入手が難しい時期もあったようですが、現在は輸入盤を扱うメタル専門店ではよくお見かけするようになりました。なお限定盤には、ボーナスCDがついておりExorcise Meのビデオクリップやボーナスなども盛りだくさん。ビデオクリップは、本当にMTVでオンエアされても他を圧倒する充分高いクオリティの映像になっている。次の作品がどうなるか、待ち遠しい限りです。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

Discography:


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