HARMONY IN DIVERSITY
country: U.K.
style/genre: Art Rock, Heavy Prog, Improvised Rock, Hard Prog, New Tendencies, etc.
website: http://www.harmonyindiversity.com/
related bands/artists: Peter Banks (Yes), etc.
similar bands/artists: Peter Banks, Cyndee Lee, Ozric Tentacles, Yes, etc.
artist info: 元YesのPeter Banksを擁するヘヴィーロック指向のトリオ。Peterさんを含めて、皆さん尖がってます。



Harmony in Diversity - Trying
Independent Release
(2006)

つい最近到着したホヤホヤのCD:Harmony In Diversityを紹介します。このバンドを知ったきっかけは、ベースを担当しているNick Cottamさん本人を通してでございました。驚いたことに、元Yesでギターを担当していたPeter Banks氏が参加しているということもあって個人的には、興味を持ちました。Yesの「Time And A Word」とか、ああいう初期の路線も好きなので「お願いします」ということで、CDを送ってもらうことになりました。 バンド名から想起されるように、様々な音楽的要素が交錯しつつ調和が取れたような音楽アプローチを目指しているのやもしれません。

CDには5曲しか収録されておりませんが、前半の3曲は7分から10分以上を越えるロングフォームのものと、後半の2曲が割と短いフォームのものという内容になっています。このHarmony In Diversityは、トリオ編成ということですが、なにやらスペーシーでテンションがやや高い即興的要素が強いThinking Man's British Rockという風情です(なぜか一言でプログレと表現したくない気にさせるのは、どうしてでしょうか)。Peter Banks氏が参加しているので、確かに彼が参加していたころのYesぽい感じを探したくなりますが、うーん自分はそういう要素はあんまり強く感じませんでした。同じ人物ですから、サウンド的には「それっぽいかな?」というところも細かく探せばあるとは思いますが、やはりYesというキーワードは外して聴いた方がすんなり楽しめると思います。

トリオ編成ということで、ギターとベースとドラムが一体となって繰り出される3曲目のMind The Doorがハイライトだと思いました。濃密になっていくパートが、個人的にはこのグループの強みだと感じました。テンションが上昇していくところでは、ややメキャニカル風になりがちですが、無機質になるところはなくもっとオーガニックでアートロックと呼ばれた時代の衝動や情熱を、渋い味わいで繰り出しているという印象を持ちました。即興的な度合いが高いので、一筋縄ではなかなかのめり込みにくいかもしれません。ですが、3曲目辺りを軸にして攻略していこうと思います。Nickさん、紹介ありがとう。

上でも書きましたが、このトリオが目指しているものは、インプロヴィゼーションから派生した濃密な英国産インストという感じです。 ただし現代で言う所謂テクニカルな部分を前面に押し出しているというのともまた違います。70年代初頭ごろの衝動を喚起させる感じです。最近のタイプの音楽とはかなり雰囲気はことなりますね。大雑把にいえばプログレよりのヘヴィロックです。現在でも、こういうタイプの音楽を忠実に行っている人たちが、英国に存在しているのですね。(プロモ盤Review)

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