LORD OF MUSHROOMS
country: France
style/genre: Hard Prog, Prog Metal, Neo-Prog, New Tendencies, etc.
website: http://loloprog.free.fr/
related bands/artists:
similar bands/artists: A.C.T, Splinter, Spock's Beard, XsavioR, Dream Theater, etc.
artist info: 輸入盤市場を中心に最近話題になっているA.C.T的要素が強いプログレハードバンド。色んな要素を取り込んだサウンドが魅力。



Lord of Mushrooms - 7 Deadly Songs
Lion Music
(2005)

欧州を拠点として音楽活動をしているプログレ・ハード路線のバンド、Lord of Mushroomsによる2ndアルバム。主にフランスやイタリアなどのプログレ系ライブやイベントなどでの活動を展開しておりますが、活動領域をさらに増やしていく構えも見せています。バンド名で、誤解されそうですが、決してストーナー系のバンドではありません。さてさて、気になる音楽性でありますが、これは巷で騒がれているように、確かにA.C.T系と言ってもいいかもしれません。ただし、A.C.TのようにQueenみたいな部分は、余り無いように思いました。ややドライ寄りになった、A.C.Tという感じかな?というのが初めて聴いたときの印象です。

若手グループのような風貌でありますが、なんかエライ引出しもたくさん持っていそうな連中だなーという感想です。2002年にフランスのMusea Recordsよりリリースされた1stは聴いたことがないのでコメントできませんが、今回Lion Musicから初リリースとなる彼らにとっての2ndアルバムの出来は、かなり充実しております。このバンドはA.C.TやXsavioR、それからオランダ出身のSplinter辺りのプログレハード路線が好きなら、きっと楽しめるのではないでしょうか。

リード・ボーカリストについてですが、楽曲によってはMaroon 5のシンガーみたいに、なにやらモジュレーションかかったようなエフェクトかけたところもありますね。全体的にこの人の声質は、Jars of Clayのリードボーカリストに似ていると僕は思いました。聴き進めていくと、なにやらSpock's BeardSplinterにも似た部分が強いです。このバンド元々はDream Theaterのコピーバンドなどもやっていたそうなので、演奏的には、かなり下積みもしっかり積んでいる様子が伺えます。フランスのバンドかと思っていたら、モンテカルロ出身なの?、え、ひょっとしてモナコなの??。 あとアルバムの後半に出てくる曲の一部リフが、Dream TheaterLine In The Sandしていてて、この辺りは個人的には顔がニンマリしてしまいました(^ー^)。

音圧があまりかかっていないライト感覚のProg MetalとNeo-Prog辺りの領域内を行くサウンドと言いたいです。既に輸入盤を中心に聴いているリスナー層から、かなり大きなフィードバックも得ているようです。各メンバーそれぞれ、いい腕前を持っていると思いましたし、アンサンブルもかなり強靭なところを見せていますね。個人的には、少し優等生すぎる雰囲気もしますが、実力派バンドという位置付けをしたいと思います。A.C.TやIt Bitesのように親しみやすいタイプなので、これからは、どんどんとファン層を開拓していくことでしょう。ユニークなバンドです。(プロモ盤Review)

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