MERCURY RISING
country: U.S.A.
style/genre: Prog Metal
website: 現在のところ公式サイトを探索中
similar bands/artists: Fates Warning, Queensryche, Auditory Imagery, Judas Priest, King Diamond, etc.
artist info: 90年代前期から活動をしていたアメリカ東海岸のProg Metalバンド。現在はすでに活動を停止している。



Mercury Rising - Upon Deaf Ears
Dominion Records
(1994)

アメリカは、東海岸で活動をしていたMercury Risingによる1stフルレングス・アルバム。少し屈折した傾向のProg Metalサウンドを武器にしていたバンドであります。メンバーは5人体制で、ツインギター奏法を大きな武器としている。アメリカ東海岸のエリアは、QueensrycheFates Warningに影響を受けたProg Metalバンドが数多くひしめいていることで知られております。Mercury Risingの場合は、その点、共通している部分は確かに存在しますが、おもむきが多少異なります。彼らならでの個性を強く感じます。

最初は、かなりとっつきにくいと思いますが、演奏や楽曲構成は、かなりしっかりしているという印象です。Fates WarningAuditory Imagery辺りが好きなリスナーにはお薦めです。割と思索にふけった歌詞と、ひねりを利かせた独特の演奏展開が特徴的です。日本のリスナーが好むタイプの歌メロがあまりないので、楽しみにくいかもしれません。ですが、ツインギターや、リードギターのプレーは、かなり流麗なところも見せております。このその辺りはギターを弾く人にはグッと来るかもしれません。かなりザクザクと切り込んでいきます。専任キーボーディストはいませんが、ゲスト参加によりキーボードは味付け程度で、アトモスフェリックな雰囲気を醸し出す程度です。ギターを主体にした構成で、アップテンポで濃厚なアンサンブルによってスリリングに緊迫感を作り出しているところが個人的には評価したいです。ボーカルはハイトーンも出しますが、基本的にはどの音域もカバーしている感じがします。

全体的に見ていくと、Mercury Risingの場合、割とメランコリックで内省的なサウンドを得意としてます。その一方で、明るく展望を予感させるような楽曲もプレーしたりもする。元気な路線の楽曲で見せているテクニカルな演奏が、かなり印象的でいい線行っていると思いました。1stアルバムは、彼らの中では取り組みやすいと思う。この次のアルバムは、プログレッシヴな方向性をかなり強調して、意識しているせいか、割ととっつきにくいので注意が必要かもしれない(でも決して悪いアルバムではない)。このUpon Deaf Earsで好みが両極端に分かれるだろう。演奏陣は、とても頑張っており勢いがあるので、このバンド自体を私個人は注目していましたし、結構気に入っています。ギターオリエンテッドなプログレメタルで変則ビートや奇数拍子が、頻繁に出てくるタイプが好きなら、楽しめるでしょう。(購入盤Review)

Back to [M] Section
Back to Review Index

Go to Top Page