MIND KEY
country: Italy
style/genre: Prog Metal, Melodic Metal, Italian Metal, etc.
website: http://www.mindkey.it/
similar bands/artists: Dream Theater, Symphony X, Royal Hunt, Dreamscape, etc.
Artist Info: イタリア出身の新人Progressive Metalバンド



Mind Key - Journey of A Rough Diamond
Frontiers Records
(2004)

2004年にFrontiers Recordsからデビューアルバムをリリースした、新人Prog Metalバンド。イタリアは、90年代から数多くの充実したProg Metalバンドを輩出してきていることで世に知られていると思います。しかしながら、2000年に入ってシンフォニックメタル〜イタリア産のパワーメタル勢のリリース数も相当な数に達してきた訳であるが、ここ数年はProg Metal勢に関して言えば、その勢いに翳りが見られるようになった。しかし、2003年・2004年は、興味深い新人Prog Metalバンドがイタリアから再び登場してきており、やはりイタリアという国の底力は並大抵ではないと充分思わせるものがある。

さて、このMind Keyであるが、他のItalian Prog Metalスクールの連中と比べると、どこかしらエレガントな色合いはそんなに濃くないように思う。むしろ、少しドライな部分を感じさせるところが多いが、これはプロダクションによるものであろう。序盤から、ロングフォームのProg Metal演奏で攻め立てていて良好な滑り出しを見せる。確かにテクニカルなパートやギターとキーボードによるリードのかけあいや高速ユニゾンプレー〜テンションの高いリズムセクションなどは、Dream Theaterの影響が強い。しかし、その一方でシンフォニック且つメロディアスなオーケストレーションの施し方は、Symphony XRoyal Huntに近いものがある。

基本的には、そういったドラマティックでスリリングなProg Metal演奏のスタイルを取っているが、他のProg Metalバンドと違うのはキーボーディストがFender Rhodes系のエレクトリックピアノを巧みに操るせいか、あまり数は多くないもののファンク色も濃い部分が突然登場したりする。そして、クロスオーヴァーのスタイルとAORなどの要素も、大胆に含んだ感じの演奏も、楽曲によっては前面に出している 。場面によっては、、Return To Forever時代のChick CoreaWeathers ReportJoe Zawinulやら、George Duke, Herbie Hancockなどが好きなのかもしれない・・・と詮索すらさせる、たくみなコンピングが登場する。

また、FMラジオでかかるような楽曲指向のメロディアスHard Rockのトラックもあったりするのは、流石はFrontiers Recordsに在籍しているだけある。リード・ボーカリストも、終始メロディアスな歌いまわしに終始しており、線は少し細いながらも割と高音域を得意としてます。表現力も豊かで、なかなかの歌声の持ち主ですね。

アルバム全体を、おおざっぱに大別するなら:
1. メロディアスでドラマティックなProg Metal
2. Funk/Crossover路線を含むスタイル
3. ソング・オリエンテッドなシンプルなAOR的楽曲
という3つに彼らの場合は、カテゴライズされるであろう。

結論から言えば、個人的には、やはりロングフォームのProg Metalスタイルの楽曲が、彼らの真骨頂じゃないかなーと思いました。バンド全体の演奏力はとてもしっかりとして見事だと思いました。楽曲の構成も非常にシンプルでストレート・フォーワードなものから、緻密かつ展開のあるロングフォームのものに至るまで得意としている様子が窺えました。できることなら、イタリア出身のバンドならではのエレガントなフレーバーがプロダクションに含まれていれば、さらに楽しめるものになっていたと思う。次回のアルバムでは、より焦点を合わせて活動に邁進してもらいたいものである。(購入盤Review)

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