MOONLIGHT COMEDY
country: Italy
style/genre: Prog Metal
website: http://www.moonlightcomedy.com/
related bands/artists: Parallel Worlds, Simone Fiorletta, etc.
similar bands/artists: Dream Theater, Dreamscape, Madsword, Symphony X, Sun Caged, etc.
artist info: Prog Metalの宝庫イタリアからのニューカマー。



Moonlight Comedy - The Life Inside
Lion Music
(2004)

イタリア出身の新人Prog Metalバンド、Moonlight Comedyにとって初のフルレングス・アルバムが、Lion Musicよりリリースされました。イタリアという国も、非常にDream Theaterを中心に人気がとても高く、これまでに数多くのProg Metalバンドを輩出していることで知られております。Moonlight Comedyも、そういった潮流の中から突如出現したProg Metalバンドでありますが、デヴューアルバムにして中々よく頑張っていると思いましたし、私の中では好印象の存在の一つです。2004年度は、面白い年でイタリア方面だけでなく、新人バンドでいいものを持ったバンドが各地で出現しております。今回Lion MusicとMoonlight Comedyは契約を交わしてアルバムリリースという運びになったのですが、このLion MusicレーベルからはProg Metal系バンドのみならず、ギターインスト系のアーティストや、ハード・フュージョン路線のバンドを含めて数多くの有望株が揃っております。この5年間において、著しく成長を遂げたレーベルでありましょう。

さて、Moonlight ComedyThe Life Insideですが、全編に渡ってエネルギッシュな勢いのあるProg Metalサウンドが展開されております。確かにDream Theaterなどのスタイルに通じる、メロディアス且つアンサンブルを前面に押し出したパワーのある演奏を得意としている様子がうかがえました。他のイタリア勢と同様に、忙しい形態の演奏やエピック且つ壮大な世界観を作り出そうと努力をしていると思います。その一方で、何故かドイツのDreamscapeにも通じる部分もあるように見受けることができました。とにかく音を詰め込んで空間を埋め尽くしたような印象の楽曲もあるので、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。けど、私自身は聴いていて、大変エキサイティングな気分を味わうことができましたし、これぞProg Metal的な展開のある緻密で派手なプレーも飛び出すサウンドを充分に楽しみました。やはりお国柄なのでしょうか、同郷のイタリアンProg Metalタイプに通じるドラマティックな雰囲気を構築することにも気を配っている感じです。

バンドのメンバーは、クレジットやプロモの写真などを見る限り若手揃いです。しかしながら、演奏陣は、それぞれ自分達の実力を充分に発揮しております。バッキングやソロ〜リズムセクションにかけて、かなりソリッドで堅牢な演奏力を持った連中でありますね。若干プロダクションのせいか、場面によっては荒涼とした風景を醸し出しだしたりしてますね。そこら辺りは彼らの個性と見受けました。ロングフォームの楽曲に挑戦したりと、色々とやりたいことをドンドン挑戦する気概を持っている若手有望株という風に、私の目には映りました。早くも次回のアルバムで、どんなことをやってくれるのか期待したいProg Metalバンドです。これからも自己研鑽を積んでいただきたい。努力をしていくことにより、さらによいバンドに成長していきそうな予感。今後も注目していきたいニュー・ホープの一つ。(プロモ盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Moonlight Comedy - Dorothy
Lion Music
(2007)

イタリア出身の若手Prog Metalグループ、Moonlight Comedyが3年ぶりに発表した2枚目のアルバム。前作から3年間ほどインターバルがあった訳ですが、各メンバーはこの間にも並行して活動をしていたようです。特にリードギターリストであるSimone Fiorlettaの場合は、この間に自分のソロアルバムを出しています。さて前回は若いグループに多く見られる、押せ押せ的な攻勢をかける路線で頑張りを見せていました。今回はどのような作品になるのか、あるいは違う路線を見せてくれるのか?といったところに自分は注目をしていました。久しぶりにリリースする「Dorothy」の作品では、押しと引きを大事にした楽曲作りに励んでいるというのが、大きなポイントだと思いました。同じレーベルのSun CagedSeventh WonderCircus Maximusにも通じるような、技巧的な部分とメロディアスな部分を同居させています。ソフトな楽曲では本当に空間を多く使っていますし、以前のように空間を敷き詰めて押せ押せ的な感じを出しすぎないように控えめにしているというのは、一つの成長の軌跡と言えるのではないでしょうか。もちろん、メンバーそれぞれが日頃から研鑚し積み上げてきたテクニカルな側面が必要とされる楽曲や、インストゥルメンタルが活躍できるセクションで効果的に発揮していると感じました。Dream Theaterなどから影響を受けた技巧的なパートや濃密で展開のある部分は、より磨きがかかってきており、素晴らしいと感じましたね。メロディアスでドラマティックな部分の表現が前作よりもアップした印象であります。またプロダクション面やサウンドなどの点でも大きく向上・成長していると感じました。緩急の使い方や起伏の出し方、盛り上げ方なども研究した成果が出ているように思いました。当然、前作と同様でギターやキーボードも大きく活躍していますし、メリハリの付け方が巧みになってきたと思います。短い期間の間に、彼等の頑張りは大きくプラスに働いていると思います。昨年、そして今年とLion Musicからだけでなく、他のインディーズ系出身の実力のある新人や若手が大変頑張っていて頼もしい限りです。前作でMoonlight Comedyを気に入った人は、よりこの作品を楽しんでいけるのではないかと思います。メロディアスでドラマティックな正統派Prog Metal路線やイタリア出身の技巧路線を得意とするグループが好きな人には、大変楽しめる作品ですよ。(プロモ盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

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