MORATZ, PATRICK
country: Switzerland
style/genre: Prog Rock, Symphonic Rock, Melodic Rock, etc.
website: http://www.patrickmoraz.com/ ; http://www.patrickmoraz.net/
related bands/artists: Yes, Refugee, The Moody Blues, Bill Bruford, Mainhorse, etc.
similar bands/artists:
artist info: YesやThe Moody Bluesなどの活躍でプログレのシーンでは良く知られているKeyboardist。



Patrick Moraz - Change of Space
Voiceprint Records
(2008)

The Moody BluesYesにも参加していたことで有名なPatrick Morazが2008年にリリースした最新作です。アルバムは大きく分けるとボーカルを含む楽曲とPatrick Morazのインストゥルメンタル主体のものに分けることができます。もちろんキーボードを主体にした楽曲が多いですが、各方面から実力のあるミュージシャンがゲスト参加しています。個人的には、Bunny Brunelの職人技とも言えるベースプレーやフレットレスの演奏には強く感銘を受けました。また日本からは名ギターリストとして内外で定評の高い渡辺和津美氏も1曲参加してます。ベテランの渡辺氏による印象深いギターソロが良い味を出しています。

タイトル曲の"Change of Space"や"The Power of Emotion"のように80年代に存在していたAOR的な感じのするポップで、キャッチーな楽曲もあります。ある意味、西海岸サウンドというかイージーリスニングぽい楽曲もあったりするので、ビックリしました。シンセサイザーやプログラミング・ドラムを主体にしたものもあります。多重録音を駆使したキーボード中心などの楽曲では、Patrickのテクニカルなシンセ・リードやソロ、キーボードなども登場するのでファンの人にとっては興味深いと思います。全体的に聴いた限りでは、プログレ色がそんなに強い訳でも、シンフォニックロック色も濃くない感じです。しかし、どの楽曲にもプログレ的なエッセンスが隠し味として入っていると言う印象を持ちました。"Peace In Africa"のようなラテン系のビートや、ワールド・ミュージックよりな楽曲での演奏面やリズム的なパートはユニークです。

個人的なハイライトは、6曲目の疾走感溢れる"One Day In June"です。この曲が最もシンフォニックロックやプログレ的な形式を上手く取り入れており、ダイナミックなので気に入りました。前述したように、作品のカラーとしてはプログレ的な雰囲気は余り強くないで注意が必要です。アルバムの作りはしっかりしていると思います。ですが、ニューエイジ的な楽曲が強い場面などでは、リスナーによっては冗長に感じるかもしれません。ギターが活躍するタイプのハードな側面を音楽に強く求めている人にはソフト過ぎる・・というか、ちょっと物足りなさを感じてしまうかも。まずは、アルバムを購入する前に、サイトなどで音源をチェックしてからの方が良いでしょう。(プロモ盤Review)
http://www.myspace/patrickmoraz

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