NEMESIS (AGE OF NEMESIS)
country: Hungary
style/genre: Prog Metal
website: http://www.musicofnemesis.com/
related bands/artists: Godess Nemesis, Zoltan Fabian, Lajos Gulyas (Falanx), etc.
similar bands/artists: Stonehenge, Dream Theater, Fates Warning, etc.
artist info: 東欧地域で活躍をしている、Prog Metalバンド



Nemesis - Eden?

Sensory
(2002)

1997年に結成以来、本国ハンガリーを中心に精力的な活動をしているProg Metalバンドです。1998年にセルフタイトル・デビューアルバム、Nemesisをリリース以来、本国のProg MetalやProg Rock系バンド達とライブギグを行いながら実力を高めていきます。1999年には、本国のGU^LA Records Ltdとレコーディング契約を交わし2枚目となるアルバムAbraxasをリリースします。特に1999年から2000年の間、かなり忙しくツアーやライブなどをこなしていたようです。その後メンバー間の意見相違などが元で、オリジナルラインナップは一旦崩壊することになります。しかし、メンバーの核として残留していたギターリストのZoltan FabianとキーボーディストのGyorgy Nagyの2人により、バンドメンバーは再編され、2001年以降は、第2期Nemesisの時代に入ります。それまでにリリースされたアルバムは、Periferic Recordsを通じてハンガリー国外にも配給されることになりました。新しいラインナップのNemesisは、以前リリースしたハンガリー語版の2枚のアルバムを、Englishヴァージョンとして再録します。このハンガリーという国は、プログレだけでなくプログレメタルへの関心もかなり高いお国柄のようで、Nemesis以外にもProg Metal系のバンドが存在しているようであります。その後、各レーベルやメディアにプロモーション活動をした結果、アメリカの名門The Laser's Edgeの傘下にしてProg MetalをサポートするSensoryと契約を果たします。そして、Nemesisにとって初の英語盤フルレングスアルバムとして、今回のレヴューに取り上げるEden?は、晴れて2002年の秋にリリースされる運びとなりました。2002年の秋には、ハンガリー圏内で名作と呼ばれているTerra Incognitaをリリースしたが、ハンガリー国外での入手は現在非常に困難な状況だと言う。英語盤としてもレコーディングをされているのですが、現在はお蔵入り状態になっているということで非常に勿体無い。ラインナップは、流動的にマイナーチェンジを繰り返しているが、活発に活動を続けている。

さて、本題のEden?のレヴューに入りたいと思います。以前、私もプロモーションCDを送って頂いたことがありますが、その当時は東欧でもProg Metalバンドが居るんだなーということが驚きであり、新鮮なニュースでした。その後、このEden?をゲットしたのでありますが、プロモーション作品と比べると、確実にステップ・アップしていると思いました。Nemesisというバンドは、ハンガリーだけでなく外に出て行きたいという意識が強いようで、そういったのが音や演奏に出ていると感じました。確かに過去にリリースした作品を新たにレコーディングし、まとめているのですが英語で全編歌っているということで勝負に出たなーという印象ですね。どちらかというと、ダークでグルーミーな雰囲気が支配するProg Metalサウンドでありまして、Fates WarningDream Theaterの中間を縫った作風だなーというのが僕の持った印象です。コンプレックス且つテクニカルなパートは、王道Prog Metalサウンドといった風情を醸し出しておりますね。ただし、このバンドの強みの一つは、東欧特有のエキゾチックさも加味されているところでありましょう。どこか不思議な空間と雰囲気を作り上げているのが、面白い。そういった観点から見ていくと、なにやらBehind The Curtain, Stonehenge, Riverside, Pink Floyd, Psychotic Waltzのファンにも楽しんでいただける可能性がある。特にキーボードのプレーからは、Prog Metalにとどまらない、Prog Rockに通じる手法を感じさせます。もちろんバンドが繰り出す、アンサンブルも大変引き締まったものがあり、緻密なプレーも飛び出したりと演奏面で楽しめます。また英語での歌も、大変堂々としたもので違和感を全く感じさせませんでした。

ハンガリーという国は、他にもPerfect SymmetryStonehengeなど有望株が地道に活動をしている。本当に今後が頼もしい。個人的には、このバンドのやっていることは応援したいと強く思わせるものがある。しかし、全般のProg Metalファンに向かって、アピールするにはまだEden?アルバムには物足りない点も多少あることは否めない。だけど、全体的には味わって楽しんで欲しいアルバムだと思う。ひょっとしたら、英語よりもハンガリー語を中心としたProg Metalサウンドを追及するほうが、彼らの持ち味がフルに発揮されるのかもしれないと如実に感じさせるものがあります。それを証明するのが、Terra Incognitaというアルバムで、このアルバムから何曲か聴いてみたが、Eden?を遥かに上回る楽曲の出来栄えに驚嘆した。Eden?のレヴューでこんなことを書くのは、あきらかに脱線もいいところなのだが、Terra Incognitaで彼らは一つの黄金期を迎えたのではないだろうか。Eden?そして最近の動向も含めて、彼らは本当に着実に成長しグレードアップしてきている。楽しみな存在である!。Magna Cartaと契約を結んだ頃から、彼等はAge of Nemesisという名前に変わりました。(購入盤Review)

Back to [N] Section
Back to Review Index

Go to Top Page