OPETH
country: Sweden
style/genre: Progressive Metal (Death), Atmospheric Complex Metal
website: http://www.opeth.com/
similar bands/artists: Katatonia, Bloodbath, Novembre, November Doom, Desultory, etc.
artist info: スウェーデン出身のプログレッシブな感性を持つ、幅広い音楽性を持つProgressive Death Metalバンド



Opeth - Still Life
Peaceville
(1999)

このアルバムは、うちのサイトにも時々遊びに来てくださるAtchさんから紹介されたバンドで、「とにかく凄いバンドだから聞いてみて」ということだったのでチェックしてみた訳ですが、中々一言では語り尽くせない良質なバンドだと思います。聞いた当初思ったのは、非常にヘヴィーでパワフルなDeath Metalサウンドを現代に生きるProgressive Metal的なサウンドなども含めて取り込んでいているというのイメージだった。よく聴いてみると、そういうデスメタル的な要素だけでなくて、むしろ様々なスタイルを飲み込んだ整合感のあるヘヴィーなサウンドを標榜しているのが聞き込んでいくと、お気づきになると思う。デスメタルという形態のサウンドは、メタルを好んで聞く人たちからも異端視されているが、OPETHはそういう偏見で見ては勿体ないと思わせる、深いコンセプトと繊細かつダイナミックな音世界を持つバンドだ。演奏形態は、ある意味Progressive Metal〜Melodic Death Metal的なグルーブやハードな展開を想起させる部分も多い。アコースティックギターやクリーンなトーンを使う場面では、むしろ叙情的なProg Rock系の手法を思わせる。このバンドが、実にプログレッシブでディープな感性を備えていることを強く感じさせる。メランコリックで悲しみを湛えた表現にも長けており、そういった辺りはMarillion, Camel, Anekdoten, King Crimsonなどの重鎮バンドにも通じると思うが、如何だろうか?。音楽面だけでなく、歌詞やアルバムで展開されている内容にも注目したい。厳しい現実と向きあい、人間の葛藤や焦燥感といったテーマを取り上げている。激しい慟哭を表現するには、こういうアグレッシブで凄まじいディストーションのかかったデス声が、大変リアルで効果的なのであろう。約10年以上前までは、デスメタルやブラックメタルと呼ばれる方面のバンドにはテクニカルなサウンドや整合感を持つバンドは存在しないかのように見られていたが、とんでもない話である。OPETHは、デスメタル・シーンでは注目を集めていたが、ぜひProg Metal系が好きでデスメタル系にも心を開いているリスナーにはぜひ聞いていただきたいバンドだ。恐るべし、OPETH!。(プロモ盤Review)

Back to [O] Section
Back to Review Index

Go to Top Page