PRYMARY
country: United States
style/genre: Prog Metal
website: http://www.prymary.com/
related bands: Awake, Redemption
similar bands: Dream Theater, Altura, Enchant, Eleventh Hour, October Thorns, Forgotten Suns, etc.
sound bytes: http://www.prymary.com/prymary_005.htm
band info: カリフォルニア州を拠点としてアメリカは西海岸を中心に活動を展開している若手ProgMetalバンド



Prymary - s/t
Independent Release
(2003)

2003年にデビューを果した新人メロディアスProg Metalバンドのホープです。Prymaryはカリフォルニア州を拠点に、現在かなり活発に活動をしております。Prymaryのバンドの結成は遡ること90年代だそうです。2000年秋頃に現在のラインナップに落ち着きを見せたそうです。DrummerのChris Quirarteを中心に結成され、その後メンバーチェンジを繰り返しながら、BassistのJames Sherwoodがバンド結成の初期に加入。その後、GuitaristのSean Entrikin、VocalistのMike DiSarro、そしてAwakeというバンドで活動をしていたKeyboardistのSmiley Seanという順番でメンバーが加入していって今日の彼らの土台が築かれていったようです。ここ近年から最近では、King's XFates Warningとのショーもこなしておりますし、ProgPower USA IVのフェスティバルのショーケースでもKatagory VStrideといったバンドと共に出演したりしています。(この辺りの詳しいいきさつや、もっと詳しく彼らのことを知りたいという方は、Prymaryの初期から熱心に応援している、Kumiponさんのサイトや上のwebsiteのURLをクリックしてみてください)。

Dream TheaterAlturaに通じるウォーム且つ知的な音像を持っていますが、インストセクションが活躍する場面もかなりたくさん用意されているので、聴いていてなかなか面白いです。このセルフ・タイトルのアルバム制作は、彼らにとってかなり大変だったようでありますが、その苦労が報われているかのようにメロディアス且つコンプレックスな内容が楽しめます。非常に聴いていて楽しめる新たなProg Metal作品がリリースされたなーというのが、聴いていて実感したことです。このアルバムは、全部で8曲ほど収録されています。基本的に楽曲の長さは5分から10分の長さのものが、バランスよく配分されております。アルバムの後半には、大作「Roads of Fire」といった約24分以上にも及ぶ壮大な曲も含まれており、デビューアルバムで既にこのような大胆な試みにも挑戦。

各メンバーの演奏も、とても練りあげられていてどの楽器も楽曲を盛り上げる上で一つ一つのパートが重要な役割を果していると思います。このバンドの音楽を聴いていて顕著なのは、リズム陣のChris QuirarteによるドラミングとJames Sherwoodのテクニカルなベースプレーが、緻密な演奏を繰り出す大きな原動力となっています。Mike Di Sarroによる歌メロもとても柔和且つ繊細で聞きごこちがいいです。非常にメロディアス且つ暖かみのある声質なので、AlturaのボーカリストやEnchantTed LeonardOctober ThornsPaul LaPlaca(現在は、Monkey Finger Toeで活動)にも通じるものがあります。Sean Entrikinのギタープレイもスリリング且つフレージングを大事にした重要な役割を果しています。個人的にはSmiley Seanのキーボードプレーがとても効果的な役割を果していて素晴らしいです。Smileyは、どうやらPlanet XDerek Sherinianからレッスンを受けた経験を持っているせいか、演奏自体は非常にソリッドです。バッキングのみならず、ここぞというときにはソロも取ったりと堅実なプレーも見せております。演奏などの技術面はDerekに通じるものがあるという印象が個人的な感想です。・・演奏陣の個々のレベルも、充分高い実力を持っていることが窺える内容です。

2003年は、昨年度と比べるとProg Metal〜Hard Progシーンが活性化しているように思えます。興味深いCDが世界各国からリリースされていて群雄割拠の色合いが加速化しています。Prymaryは、興味深いメロディアスなProg Metalバンドとして、今後の展開を期待したいですね。2枚目のリリースも今後予定されております。残念ながら、ここ日本ではProg Metalサウンドを標榜しているバンドのCDリリース数が激減しているせいか、Prog Metal的サウンドを求めている人にとってはどうしていいのか分からない状況がここ数年続いております。90年代と比べるとProg Metal系のムーブメントは少し落ち着きを見せたかのような印象(あるいは、ほとんど沈静化しているという印象でしょうか?)を受けます。しかし、このPrymary達のような若手Prog Metalバンドや中堅どころのバンド達が今後も先輩格のDream TheaterFates Warningなどを源流としたサウンドをルーツにして、いろんな方法論を使って自分達の音をクリエイトしている状況は頼もしいと思っていますよ。2003年度の新人さんの中では、要注目です。

さて、気になるCDのご購入ですが、彼らのウェブサイトから購入が可能です。また海外のオンラインショップからも購入可能です。
CD Baby
CDstreet.com
Amazon.com
MetalAges Market Place
など良質なCD屋さん、ヴェンダーから購入できる筈です。

それから、PrymaryはProg4you.comが主催・企画したアメリカ出身のProg Rock, Neo-Prog, Prog Metalバンドの楽曲をフューチャーしたコンピレーション・アルバム「PROGRESSIVE ROCK FOR YOU Vol.1」にもTearing Through Weakness (Pt.2)を提供して、参加しております。ちなみに、このVol.1のコンピには他にもSonus Umbra, IZZ, Little Atlas, Agent Cooper, Acumen, Persephone's Dreamが楽曲を提供しております。ちょっとレアな情報になりますが、現在非常に入手困難になりつつあるFates Warningのトリビュートアルバム「A Tribute to Fates Warning: Through Different Eyes」にインスト曲、Outside Looking Inで参加していますよ。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

Prymary - Demo CD-R
Independent Release
(2004)

アメリカはカリフォルニア州を拠点に、活発なライブ活動を展開しているPrymary。2003年に1stアルバムを自主制作でリリースしましたが、各方面で高く評価されています。おそらく現在もレーベル探しに奔走をしているようですが、彼らほどの実力のあるProg Metalバンドでも、現在のアメリカでは中々契約を結ぶのに時間がかかるものなのでしょうか。Redemptionの2ndアルバム「Fullness of Time」でベーシストのJames SherwoodとドラマーのChris Quirarteがリズム・セクションとして大活躍をしているだけに、Prymaryの存在がProg Metal専門レーベルの目に止まって欲しいものだなーと思います。

このDemo CD-Rは、リードボカーリストのMike DiSarro氏から直接入手したものであります。このCD-Rには、5曲が収録されております。1stから2曲、そしてリリースが待ち遠しい2ndアルバム「What Little Girls Are For」からのデモが3曲収録という形をとっています。デモ作品でありますので、若干荒々しい部分が残っているものの、演奏面や楽曲構成はどの曲も見事であります。デモ作品とは言え、仕上がりはかなりハードでテクニカルなインタープレーの度合いも強まっていることが伺えます。

個人的にはラストに収録されているIn My Shellが、特に秀逸な出来に仕上がりそうな予感です。サウンド的には、メロディアスで彼らが得意としている叙情性を大事にしていますが、歌詞やテーマに含まれている心を引き裂かれるような慟哭といった部分を上手く表現しています。他のデモ楽曲も、非常にテクニカルで勢いを重視したProg Metal指向のプレーが楽しめるものになっています。まだ現時点では、いつごろ2ndアルバムがリリースされるか未定でございますが、1stアルバムを上回る魅力あふれる作品になっていることを期待。(プロモ盤Review)

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