THE QUIET ROOM
country: U.S.A.
style/genre: Prog Metal, Powerful Metal
website: http://www.thequietroom.com
related bands/artists:
similar bands/artists: Zero Hour, Fates Warning, Mercury Rising, All That I Bleed, Leviathan, etc.
Artist Info: コロラド出身のメタリックなサウンドを武器にしているProg Metalバンド



The Quiet Room - Introspect
Dominion Records/Metal Blade Records
(1997)

コロラド出身の新進気鋭のアメリカ出身Prog Metalバンド。このIntrospectで聞かれるサウンドは、Fates Warning達が推し進めている、ややダーク寄りのProgressive Metalサウンドなのだが、それを強力に且つパワフルに追求している姿が伺える。テンポはミディアムからアップテンポ辺りをキープしながら、スリリングなギタープレイと、キーボードによるダークでグレイな色彩を持つサウンド、そして途中で何回か挿入されている変拍子等が絡みながら突き進んでいくタイプのものが多い。Fates WarningPerfect Symmetryで聞かれるようなパワーとアグレッシブな要素を好む層には、とても印象に残るサウンドだと思う。ギターが前面に出ているサウンドだが、途中で挿入される知的なキーボードプレーも特徴的なサウンドであります。Fates WarningZero Hour辺りを特に好むリスナーには、聞いていただきたいバンドの一つであります。ボーカリストは、どちらかというとハイトーンを武器にしていて少しCrimson GloryMidnight〜Fates WarningのRay Alderを想起させる良質の声の持ち主。それぞれの楽曲でテンションの高くて緊張感のあるプレーが楽しめました。メタリックでパワーがたっぷりある、メランコリック且つややダークなProg Metalサウンドが全編に渡って楽しめます。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


The Quiet Room - Reconceive
Metal Blade Records
(2000)

コロラド州を拠点に活動をしていたアメリカのProg Metalグループによる2ndアルバムです。アメリカのコロラド州には実はかなり多くのMetalグループが存在しており、インディーズを中心にかなり様々なバンドが活動をして活況を呈していた時期があります。90年代というと当然アメリカではオルタナ・グランジ勢が盛んな時期だったと思いますが、どうやら一部のアメリカの州ではメインストリーム以外のクラブやライブハウスなどでは、ローカルのグループを応援しているシーンがあったように思います。コアなPower Metalファンにはお馴染みかもしれませんが、Jag Panzerはこういったシーンから登場したグループとして知られていますし、他にも個人的に好きなLeviathan等が存在しておりました。

さて、The Quiet Roomについてでありますが、彼等のProg Metalサウンドに魅了された自分としては2ndアルバムも楽しむことができました。気になる音楽性は前作の路線に近く、ミステリアスな雰囲気が漂うProg Metalサウンドは健在です。ところが、このアルバムからリードボーカリストが、Pete Jewellに交代しています。このPeteなる人物は、声質が中低音域を強調したタイプの人です・・・つまりMetallicaJames Hetfieldぽいのでその辺りがThe Quiet Room好きには評価が分かれているみたいです。パワフルなサウンドは、Metallicaにも負けない気合は当然ありますが、特にMetallicaに似ている訳ではないです。前作に通じるテンションの高いボンバスティックなProg Metalでありまして、ザクザクとしたサウンドが特徴的であります。コロラド出身のグループに通じるミステリアスでダークな質感は保っており、その辺りが自分にとってProg Metalを楽しむ大きなポイントの一つなので僕自身は文句無しかなーと思います。

Peteが参加しているせいか、どことなくモダンヘヴィネスや現代的なヘヴィー度を強調している楽曲もありますが、Prog Metal然としたパワーは保っています。へヴィーな部分だけでなく、Prog Metal系のグループに求められる演奏力もしっかりとキープしています。それどころかKeyboardistのJeff Janeczkoのピアノやキーボードを主体にしたプレーが、ギターソロと絡み合う部分などはたまりません。現代のサウンドプロダクションや作りと同じものを期待しすぎてしまうと、ちょっと肩透かしかもしれませんが、自主制作で頑張って作った様子が伝わってきますし、作り的には僕は満足ですね。おそらく、このバンドはもう既に活動を停止してしまったようで惜しい存在です。しかし、ひょっとしたら今後アルバムが出ていたと仮定するならば、Prog Metalの側面はかなり減退していたのかもしれないと想像したくなる場面もあります。90年代後半のProg Metal勢やインディーズの硬派アメリカンPower Metal勢が好きな人には前作と合わせて、きっと楽しめるのではないでしょうか。僕個人は、大変気に入っているバンドですが、初めて彼等の音楽に触れる方は1stアルバムの方がきっと楽しめると思います。以前はアンダーグラウンドシーンで元気一杯だったコロラド出身のメタル勢のことを最近聞かないので、また盛り返して頑張って欲しいものです。(購入盤Review)

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