RUSH
country: Canada
style/genre: Prog Rock, Heavy Rock, Arena Rock
website: http://www.rush.com/
related bands/artists: Geddy Lee, Victor
similar bands/artists: Tiles, Victor, Geddy Lee, All Too Human, Dream Theater, 2112, etc.
artist info: 1968年にトロントで結成。様々なバンドに多大な影響を与えているカナダが誇るProg Rockトリオ



Rush - Hold Your Fire
Mercury/PolyGram Records
(1987)

カナダの雄、Rushによる通産12枚目となるアルバム。1970年代の中盤以降は、SF大作指向やプログレ風の形式を得意とした作風で海外だけでなく日本のコアなファン層のハートをガッチリと掴むことに成功。1980年代は、シンセやキーボードをふんだんに取り入れたサウンドを取り入れ、新しいファン層を獲得することになります。しかし、その一方でプログレ的な作風やエピック大作路線を好むRushのリスナーからは、不満の声があがったことも事実でありましょう。賛否両論はありますが、各時期クオリティが高いアルバムをそれぞれ出しているのがRushの驚異的なところだと思います。

さて、このHold Your Fireは、ある意味、当時の売れ線という受け取られ方をする機会が多いアルバムだと思いますが、Hold Your Fireがたまらなく好きなRushリスナーも結構いらっしゃるようで嬉しいです。80年代のRushに関しての評価は、聴き手によって色々と分かれると思いますが、この頃のアルバムは、シンセ・キーボードをバリバリに使っていて痛快です。

オープニングのForce Tenからノリノリでありますし、キーボードの打ち込みも含めてとってもスカっとさせられますし、心地が良いですねー。2曲目のTime Stands Stillは、非常にキャッチーで何回聴いてもあきさせない構成と恐るべきフックの強さであります。シンセやキーボードをたくさん使用したRushが大好きなリスナーには、ツボが満載と言えるでしょう。この時期のRushは、基本的にどの楽曲も本当にポップでキャッチーなんですが、それと同時に深みがあるというかコクがありますね(^^)。上品なポップさというか大人の味を醸し出しておりますね。3曲目のOpen Secretsや7曲目のMissionなどに表現されている内容や楽曲構成などは、後続のEnchantDream Theaterの作品にも影響を与えたのではなかろうか?と思わせるほどです。個人的には、よく引っ張り出して聴いているアルバムです。(購入盤Review)


Rush - Chronicles
Mercury/PolyGram Records
(1990)

1990年にリリースされたRushの2枚組コンピレーションアルバム。ベスト選曲的なアルバムと言えるかもしれない。1974年から1989年までの彼らの代表的な楽曲が収録されている。Chroniclesには、John Swensonによる解説付ライナーノーツになっているのでRushの結成前夜から、彼らの音楽の変遷などが分かりやすく記載されている。特にRushに興味はあるけれど、どのアルバムから手を出していいか分からないというリスナー向けには、入門編としてこれをお薦めします(実は僕にとっては、PrestoRoll The Bonesの2枚以外では、これが入門編となりましたです)。初期は、Led Zeppelinなどの英国ヘヴィーロックの影響下にあるサウンドを標榜していた様子を窺う知ることができる。70年代後期以降は、SF的な大作志向を音楽に投影させながら、プログレ的サウンドを大幅に導入して壮大な音楽性を広げていったことに注目をしたい。80年代に入ってからは、Moving Picturesアルバムを区切りとして、次第にデジタルサウンドやシンセサイザーを導入した内容に変遷を遂げていく。後にバンドのベーシスト・シンガーのGeddy Leeがこのアルバムについて述懐したところによれば、アルバムの選曲については必ずしも満足していないとこのことである。しかしながら、特にRushの全体像を見据えたいというリスナーには、よいベストアルバムだと僕は思うけど如何でしょうか?。特に70年代〜80年代における彼らのサウンドの変遷、そして自分達が望むサウンドを探求・追及していった様子が各楽曲に現われているという点で、参考になる点は多いと思いました。(購入盤Review)


Rush - Vapor Trails
Anthem/Atlantic Records
(2002)

なんと前作Test for Echoesからもう6年以上の歳月が経ってからRushの新作が今年の2002年にリリースされた。現在はアメリカツアーなどとかなり精力的に周っているが、1968年に結成されて以来ベテランのプログレッシブ・ロッカーとしては実に現役で通産20枚以上近くのアルバムをリリースし、現在進行形の彼らならではのヘヴィーロックを展開していることはある意味驚異的である。 今回の作品は90年代や80年代で培ったサウンドの集大成的なサウンド形態のように個人的に受け取っています。ストレートに且つスピーディーにテンポよい楽曲が目白押しです。音質も大変暖かみのあるウォーム寄りなヘヴィーサウンドで、聞いていて元気が内側から出てくるサウンドです。実際僕は移動中にRushのVapor Trailsからの曲を聴くと凄く元気が沸いてきますし、「よっしゃ!、今日も頑張るぞー」という気にさせてくれるのが魅力です。このアルバムがリリースされる前は、それぞれのメンバーも色々と大変な時期を過ごしていたようでありますし(特にニールパートの家族の不慮の事故や死などはライナーノーツに載っていますので割愛・・・)、あわやRUSHも解散か?と騒がれた時期もありました。しかし、彼らの身の回りのプレッシャーを見事跳ね飛ばし、躍動感あふれるハードなサウンドに仕上がっています。昔のエピックで壮大な大作指向のRushを求めると、しっくりこないかもしれませんが、ストレートで分かりやすいRUSHサウンドを求めている人には「Vapor Trailsですよー!お待たせしました」という充実した内容です。驚く事に今回は全くといっていいほどキーボードサウンドがない。しかし三位一体となった、ギターとベースとドラムの楽器だけでこれだけ密度の濃く、テンションの高いサウンドに仕上げているのはまさにRUSHならではだと思います。個人的にはアップテンポで元気のいい曲が目白押しなので、特に通勤時には最適の音楽です・・(あくまで個人的な話ですけど)。元気を音楽から貰いたい時は、RUSHのVapor Trailsをどうぞ!。(購入盤Review)

Discography:


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