SHADOW GALLERY
country: United States
style/genre: Prog Metal, Hard Prog, Melodic Metal, etc.
website: http://www.shadowgallery.com/
related bands/artists: Gary Wehrkamp, Kevin Soffera, Chris Ingles, etc.
similar bands/artists: Dream Theater, Clockwork, Perfect Symmetry, TellTaleHard, etc.
artist info: ペンシルバニアを拠点に活動している、シンフォ性も強く感じさせるProg Metalバンドの中堅的存在。



Shadow Gallery - s/t
Magna Carta
(1992)

現代路線のProg Rock〜Prog Metalグループなどを数多く抱え、若いHR/HMリスナー層も含めて、注目を集めたMagna Cartaレーベル。そのMagna Cartaを初期の段階からMagellanと共に支えたグループの一つである、Shadow Gallery。そのShadow Galleryにとって、記念すべき1stフルレングス・アルバム。いろんな雑誌や媒体でも紹介されているので、多くのファンにはよく知られ渡っていることであるが、この作品に収められている楽曲は、デモ作品として完成していたたものが、ほぼそのままの形でMagna Cartaからリリースされたのだそうだ。プロダクションの見地から判断すると、難点を示す人もおられるであろう。しかし、この作品に漲っている、瑞々しい情感と展望に満ちた煌きは、なんとも神々しいといいたくなるほどだ。次のアルバムでは、テクニカルタイプのProg Metal路線がかなり出ているが、この作品ではむしろMarillionStyxのようなポンプ・ロックやアメリカン・プログレハードに通じるドラマティックな部分を強く感じさせる。柔和でエピックな路線のサウンドは、欧州や米国の先達からの影響を感じさせる一方で、ハードに攻めるパートでは、MetallicaQueensrycheにも若干通じると言いたくなるような鋭さとパッションが感じられる(特にこの辺りは、Brent Allmanのギターサウンドや奏法から感じられる)。また、シアトリカルで抑揚の大きい組曲形式のところでは、コーラスワークやシンフォ的なサウンド〜オーケストレーションなど、Queenをお手本にしつつ、既にShadow Galleryらしい世界観が展開されている。楽曲の緻密な作り具合や、演奏スタイルの見事さなど、今後の期待が限りなく広がるような大きな可能性を見事打ち出していて素晴らしい。分かりやすい楽曲や、ボーカル・メロディーのたおやかな部分は、多くのアメリカのバンドとは異なり欧州のグループに通じるかのようである。それにしても、完成度の高い楽曲と新鮮な感性がこれでもかと迸り出ている。、シンフォニックなメタルやテクニカル路線のプログレメタルが好きなリスナー層をガッチリ掴むことになる。このアルバムを通して、Prog Rock/Metalシーンにおいて、成功する第一歩を踏み出したのではなかろうか。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Shadow Gallery - Tyranny

Magna Carta
(1998)

アメリカは、ペンシルバニア出身のプログレッシブメタルバンド・Shadow Galleryによる3枚目のアルバム。このバンドは、完全に自分達の世界観やサウンドを築いており、世界中に多くのファンを持つなかなか注目を集めているバンドであります。今まで培ってきたものを、この作品でも大事にしています。プログレッシブ・ロックとメロディックパワーメタルの要素を高次元で上手くブレンドしております。優しく包み込んで行くサウンドと、時にはアグレッシブに展開していく音楽性にファンは魅了されることでしょう。ただ演奏面や音楽性はもう言うことがないぐらい個性もレベルも高いと思うのだが、ややサウンドプロダクションが細いというか弱いという点は否めないでしょう。これは日本だけでなく、海外でも指摘されております。もしできるのであれば、外部のプロデューサーを呼んでみてみるのもいいかもしれない。しかしそういう難癖を考慮にいれても、このバンドの音楽性はネオ・プログレッシブとプログレメタルの美しい形の融合ということには変わりがなく、前作とはまた違った色合いが出ているけど優秀な作品だと自分は思う。もちろんサウンド・プロダクションの見地を含めて、今後にも大変期待できます。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Shadow Gallery - Legacy
Magna Carta
(2001)

アメリカは東海岸出身のShadow Galleryにとって通算4枚目の作品。いつものように、ドラマティックなProg Metalサウンドを展開している。今回は、ミックスにNeil Kernonを起用しております。Mixが好を奏した内容となっており、特にピアノやドラムサウンド等が向上しているように思いました。以前と多少異なる点は、新しいアプローチで楽曲制作に取り組んでいる。ドラマティックなProg Metalなサウンドは勿論健在だが、分かりやすい楽曲とエピック指向の大作曲が共存している。Prog RockとProg Metalの中間に位置する、その独特のシンフォ性と叙情性は相変わらず高品質である。「Prog Metalは、音が重厚すぎて最後まで集中して聞くのが難しい」・・・という意見をお持ちのプログレファンにも、楽しめるアルバムだと、僕は思います。Prog Metalに興味を持っているプログレファンやシンフォファンにも耳を傾けて欲しい作品だと思います。

どうやらShadow Galleryマニアの間では、このLegacyは賛否両論の的になっているそうですが、僕自身は大変楽しめる内容だったと思います。2枚目のCarved In Stoneの発展・延長線上にありながら、現代的なアプローチも盛り込んでいる点は、お見事。このアルバムでは、以前よりもGary Werhkampの主導権や発言権が、以前と比べて強まった内容になっている。随所で登場するスリリングな変拍子、テクニカルなアンサンブル、そしてソロイスト達の流麗な技が炸裂するところが素晴らしい。Mike Bakerのボーカル・パフォーマンスは、アルバムをリリース毎に成長を遂げていると思う。そして、バンドの要的存在である、Brent AllmanCarl-Cadden Jamesのソングライティング・チームの働きは、やはりこのアルバムでも素晴らしいと思いました。次のアルバムまでの、インターバルが結構長い彼らだが、次のアルバムにも期待をかけたい。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

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