SAVIOUR MACHINE
country: United States
style/genre: Gothic Metal, Christian Metal, Symphonic Metal, Prog Metal, etc.
website: http://www.saviourmachine.com/
related bands/artists: Eric Clayton, etc.
similar bands/artists: Veni Domine, Tad Morose, Morgana Lefay, Paradise Lost, Queensryche, etc.
artist info: 孤高のスピリッツと宇宙的な広がりを感じさせるシンフォ・ゴシックメタル系バンド。



Saviour Machine - s/t
Frontline Records
(1993)

記念すべきSaviour Machineの1stアルバム。このCDは、「こんな感じのバンド」っていうように感想を書いたり・伝えたりするのが難しい部類のバンドでありましょう。一言で言うならば、どこまでもスペーシーで深遠な不思議なメタルサウンドと言えます。New Waveの要素やダークな質感あるし、一筋縄で行かないタイプだと思います。歌詞の内容は確実にChristian Metal系でありますが、リーダーであるEric Claytonの向かっている方向性は異質な感じがする。CCM系や伝統的なゴスペルのジャンルなどと比べてみても全然違うというのは、サウンドや歌詞を読んでいただけるならば伝わってくる筈。当然StryperやGuardianみたいなタイプでは無くPetra風でも無い。Saviour Machineを評価している人をポツポツ見かけるが、残念ながら余り話題に出ることはありません。確かに取っ付きにくい部類だというのは確実だと思うけど(笑)、1stを聴いておけば大丈夫という噂だったんで買っておいた訳です。

しかし個人的にはこのサウンドあなどれない・・・というか凄いインパクトのある音楽性と言えるでしょう。あえて似たようなバンドを挙げるとするならばQueensrycheだろう。しかし全体的にCDを聴いてみると分かるように、スタイル的にというか中身を問われるならば、これまた全然違うスタンスに立っているバンドと言えます。大雑把に言えばゴシック・メタルの先祖的存在であるし、ところどころを聞いていると英国のニューウェーブ系のサウンドからの影響も感じ取れるでしょう。広義な意味でのプログレメタルの領域のどこかで、浮遊してるような感じ。でもDream Theater的サウンドのフォロワーでは決して無い。そういうDTっぽさは非常に薄い(というか皆無に近いので、その手の路線を期待しないほうがよい・・・)。広く見渡していくとプログレメタル系との関連性や共通点は少しだけある。このなんともしれない重々しくもドラマティックで荘厳なムードは、Tad MoroseMorgana Lefay、そしてVeni Domineみたいなバンドに親しんでいる人には結構ピンと来るかもしれません。ドゥームメタルにも近い雰囲気もあったりなど、このSaviour Machineの1stアルバムは全体をじっくりと聴き進めていくならばリスナーによっては嵌る人もいるかもしれません。いつの間にやら、この不思議な重厚感というかゴシックでムーディー、しかもシアトリカルな要素を注目したくなります。

ひょっとしたら、Paradise Lostみたいな感じが好きな人にはイメージが掴みやすい筈。アメリカ本国よりも何故かドイツでは結構人気が高く、ゴシックメタル系を中心に紹介しているメタル雑誌では表紙を飾るほどの存在です。当時の時代背景を考えるならば、1993年に既にこういった音世界やストーリーをバンド側が構築していたことを個人的には評価したいと思う。聴き手を選ぶタイプかもしれないが、嵌るときっと面白い存在でしょう。まさに孤高の存在。とりあえず、彼等のライブ動画を見れば感触を掴んでもらえるのではないだろうか(↓)。それにしても、Eric Claytonの出で立ちには「ギョっ」とさせられるが、パフォーマーとしては非常に存在感があり、引き込むものが充分にある。(購入盤Review)

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