THRESHOLD
country: UK
style/genre: Prog Metal, Pomp/Neo-Prog, etc.
website: http://thresh.net/
related bands/artists: Shadowland, Sargant Fury, Damian Wilson, Mindfeed, etc.
similar bands/artists: Arena, Shadowland, Dream Theater, Fifth Seasons, Balance of Power, Vanden Plas, Headline, etc.
artist info: 90年代の初頭から、堅実に音楽活動やファンベースを広げてきている実力派。英国出身、メロディックProg Metalバンド



Threshold - Livedelica
Giant Electric Pea
(1995)

英国のProg Metalバンドによる、初のLive EP盤。Glynn Morganが居た頃の初期を包括する内容で、初期のアルバムWounded LandPsychedelicatessenから5曲が収録されています。ネオプログレとプログレメタルを融合させようとした第一人者的存在としての力量が、よく表れています。ハードな側面とソフトな側面のバランスを取ろうと試みていますね。後に彼らはHypotheticalという素晴らしいアルバムを作るわけですし、どんどん円熟味を増していくThresholdの通過点ともいえるライブ演奏という印象であります。初期の彼らの演奏に興味がある方には、面白いのではないでしょうか。初めてThresholdに挑戦する人にお薦めとは言いがたいかもしれません。ですが、根っからのThresholdファン向けだと思いますよ。やはりWounded Land期の楽曲は、とても親しみやすい出来上がりだなーと思います。なお、このアルバムは現在はInsideOutから再リリースされているPsychedelicatessenと一緒になっているものがありますので、興味をお持ちの方はそちらも参照してみてください。最近は、これ単体で売っているところを余り見かけません。ですが中古CDで見かける可能性の方が高いと思います。(購入盤Review)


Threshold - Hypothetical
Inside Out
(2001)

英国出身のProg Metalバンドで、ネオプログレ系出身のサウンドも継承しつつ現代風Prog Metalエッセンスをブレンドし、演奏力そして楽曲共に高い。歌詞も練られていて社会風刺も含んでいて興味深い。メンバーの中心人物であるRichard Westのカラフルなキーボードサウンドとテクニカルなリードソロが特徴。バンドから繰り出されるパッションあふれる躍動感あるパワーも良い。やはり英国には、まだまだ実力のあるバンドが頑張っている、ということが非常に嬉しい。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Threshold - Critical Energy
Inside Out
(2004)
(available as 2CD, DVD and limited edtion DVD/2CD)

気づいてみると、スタジオアルバムや企画ものを含め、2004年の時点で通産12枚以上をリリースしている英国を代表するプログレッシヴ・メタルバンド。遡る事1988年にイギリスは、Surreyで結成。このバンドは、キーボーディストのRichard Westとギターリスト兼プロデューサーのKarl Groomの双頭バンドとして、今日に至るまで堅実な活動を続けております。これまでの10数年間には、メンバーチェンジを何度か繰り返していた訳ですが、2000年にリリースされたHypothetical頃に現在のラインナップが確立しました。ライブや制作面での活動にも磨きがかかってきている段階で、現在は円熟期を迎えているという印象があります。

自分の場合、どれを買おうか色々と迷いましたが日本のDVDプレーヤーでも割と見やすい結局NTSCヴァージョンのDVDにいたしました。限定盤の2CDとDVDがセットになったものを買おうとも思いましたが、わざわざパソコンにところに行ってPAL版のDVDを観るのもなんだしなーと思いましてDVDソフトのものだけを買いました。懐具合がよくなったら、限定盤の購入も考えてみようと思ってます(その頃には、入手できそうにないでしょうね・・・笑)。ということで、今回のレヴューはDVDに関しての感想が主なところになることをご了承下さい。さて、このCritical Energyなんですが、これまでの彼らの16年に及ぶバンドの歴史の集大成となるライブアルバム・DVD作品となっております。1枚目のWounded Landアルバムから、Sanity's EndParadoxが収録(どちらも観衆が盛り上がりを見せておりました)。2枚目のPsychedelicattesenアルバムからは、SunseekerInnocentが収録。3枚目のExtinct Instinctアルバムからは、Virtual IsolationClearが収録。4枚目のCloneアルバムからは、Angels, The Latent GeneSunrise on Marsが収録。5枚目のHypotheticalアルバムからは、Light and Space, Oceanbound, Long Way Home, Life Flow, Narcissusが収録。6枚目のCritical Massからは、Phenomenon, Choices, Falling Away, Fragmentationと収録されております。

2003年の6月にオランダは、Zoetermeerで行われたコンサートを収録されております。会場の様子を見ると少しHeadway Festivalの雰囲気に似た感じのアットホームな感じです。地元オランダの人たちだけでなくイギリスの熱狂的なファン達もかけつけていたようです。ステージ上のメンバーも非常にリラックスした楽しそうな雰囲気で、良質のメロディアスなProg Metalサウンドが全編に渡って披露されております。各アルバムからの人気曲や、バンドのフェイバリットが演奏されていてサウンドも非常に素晴らしい出来上がりになっています。個人的には、やはり5枚目と6枚目からの楽曲演奏がグッと響いてきていい感じです。この作品では、新しく加入したSteven Andersonがステージ上で活躍をしており、Jon Jearyの後任者として頑張っています。ボーカリストのAndrew "Mac" McDermotは終始フロントマンとして、会場の雰囲気を盛り上げる役を務めておりました。終始メロディアスに、エモーショナルに歌い上げております。改めてThresholdの楽曲は、どれも歌いやすくメロディーがはっきりと分かりやすい構成になっていることが特徴です。その一方で、演奏パートがかなり前面に出て活躍するところがあり、Karl GroomNick Midsonのギターセクションと、Richard Westのカラフルで流麗なキーボードワークなど楽しめるところ満載です。新加入のSteve Andersonと強靭なドラムワークを繰り広げるJohanne Jamesとの息もぴったりとあっていてアンサンブルも素晴らしい出来上がりです。Thresholdのファンは、このCritical Energyをきっと満喫できると思いますよ。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦DVD

discography:


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