TRISTANIA
country: Norway
style/genre: Symphonic Gothic Metal, Atmospheric Powerful Metal, etc.
website: http://www.tristania.com/
similar bands/artists: After Forever, Within Temptation, Rain Fell Within, Sentenced, Amorphis, etc.
artist info: ノルウェーを代表するシンフォニック且つパワフルな、ゴシック&アトモスフェリック・メタルバンド。



Tristania - Beyond The Veil
Napalm Records
(2000)

ここ数年間で、様々なスタイルにプログレスした感のあるゴシック・メタル系列バンドの中で人気を集めているバンドの一つが、このTristaniaでありましょう。「うおぉー、これは凄いですぞ!」という満足感を得ることができました。このサイトに来られる皆さんは、ゴシックメタル系についてどういう接し方をしているのでしょうか。僕自身がゴシックメタルというジャンルに興味を抱くようになったのは、The Gathering, Lacuna Coil, Theatre of Tragedy辺りのサウンドを聴いてからです。シンフォニックで壮大なドラマ性をメランコリックに情感たっぷりで演出していることが事の発端だったのであります。そうこうしているうちに、衝撃を受けたゴシック・メタルバンドが、Dreams of SanityAfter Foreverという2つのバンドでした。この2つのバンドは、シンフォニック性とプログレハード性を大胆に導入していて感激を受けたのでありました。ゴシックという言葉を聞くと、なんか「暗い・恐い・危険」というイメージがありませんか?。そういう様々な意見を持っていらっしゃる方いるかもしれませんが、偏見を捨てて音楽に身を委ねると凄く楽しめると思います。

さて、いつものように脱線・暴走してますんで、本題のTristania - Beyond The Veilのレヴュー戻りたいと思います。このバンドもエピックでシンフォニックサウンドを大きくフューチャーした、アトモスフェリック性の高いゴシックメタルでナイスです。僕が以前抱いたゴシックというイメージは、ミディアム・テンポからスローなテンポを得意とした感じで緩急が余り多くない感じで受け取っていましたが、ここ数年活躍しているシンフォ・ゴシックメタル勢などの出現以来、このジャンルに対しての見方が激変しました。テンポも結構速いし、テクニカルな演奏も披露したり、様々な場面展開も用意していて充実した内容も多いしプログレメタル系やネオプログレ系などを楽しむことに近い感覚でエンジョイしています。

Tristaniaもゴシックメタルではお馴染みの「美女と野獣系」のデュエット・ボーカルの形式をとっております。オペラティックな歌い手は女性が担当しています。男は咆哮系の野獣のように唸っているタイプ(デス・ボーカル風味)なんで、これが駄目っていう人が今だに多いと思いますが、慣れればちっとも怖くないです。セサミ・ストリートのクッキーモンスターみたいに親しめますよ(←ほんまですか?)。演奏はとにかく勢いがあるので、ダークなシンフォ・メタルにプログレハード風味をブレンドしているものを聴いているという感覚で楽しめると思います。私自身は、シンフォ性の高いゴシックメタルは、ちょっとしたプログレ・ハードやシンフォニック系メタルを聞いているのと似た感じで楽しんでいます。こればっかりは、聴いてみて判断するしかないと思います。結構聴いたら目から鱗が落ちると思います。(購入盤Review)

Back to [T] Section
Back to Review Section

Go to Top Page