TEXTURES
country: Netherland
style/genre: Extreme Metal, New School, Prog Metal, etc.
website: http://www.texturesband.com/
similar bands/artists: Death, Soilwork, Into Eternity, Messhugah, Devin Townsend, etc.
artist info: オランダ出身のエクストリーム系メタルバンド。近年は、活発にライブ活動を欧州を中心に繰り広げている。



Textures - Polars
Listenable Records
(2004)

最近欧州のメタルメディアで、注目を集めているオランダ出身の若手Extreme系メタルバンドによる初のデビューアルバム。このバンドの存在は、インターネットでは時々名前を聞いていたので以前から興味を持っておりました。実際にTexturesの演奏を聴く前は、グラインドコア系にDream Theater的サウンドをブレンドした変り種という印象を持ってました。サウンドファイルを聴いて以来、そんな感触を持ってました。しかし、実際にオランダで行われたライブを実際に観て印象が、ガラリと変わりました。どちらかというと、Dream Theater的スタイルとは、殆ど関係がないような気がしました。典型的なエクストリーム・メタル系を超えた充実した音楽性を持っていると生で体感して思いました。

さて、Polarsについてですが、全体的に非常にアグレッシブ且つパワフルな音楽が空間を支配しているのはライブとほぼ同じです。MeshuggahSoilwork、そしてDevin TownsendTerria辺りの音楽性に通じるものがあります。スラッシュ・デス・プログレメタル・アトモスフェリック・アンビエントといった要素を取り込み、それをヘヴィにアグレッシブに展開している。メンバーは、6人編成となっております。Jochem Jacobs (guitar, vocal)、Stef Broks (drums)、Richard Rietdijk (keyboards)、Dennis Aarts (bass)、Eric Kalsbeek (vocals)、Bart Hennephof (guitar)というメンバー体制になっています。

確かにギターやボーカルを筆頭に、凄いエネルギッシュな演奏を前面に押し出してます。Texturesの場合、かなり激しい音楽性を売りにしています。演奏に凄く切れがあり、Death, Meshuggah, Soilwork辺りに代表される高品質な部類のスラッシュ・パワー・デスなどのエクストリーム系メタルサウンドや、Into Eternityなどに代表される硬質で勢いを重視したProg Metalタイプが好きな人にはたまらないでしょう。濃密かつ重厚なサウンドの中に、冷ややかなシンセサウンドが被さりケイオティックな世界観を醸し出す事に貢献している。このバンドにとってRichard RietdijkによるProg Metal〜Atmospheric Metal指向のキーボードが、とてもいい味を出しております。この辺りのテクスチャーを重視したサウンドが、Devin Townsendの世界観に通じるものを醸し出しております。典型的なスラッシュ・デス・エクストリーム系タイプにとどまらない部分を持っていて、細かく彼らの音楽に耳を傾けていくと面白い発見があると思います。

ボーカリストのEric Kalsbeekは、全編に渡って殆どスクリーム声からアグレッシブなデス声を得意としているが、これは聴き応えがあってライブ同様面白いです。私の場合、普段はデス声を観賞するのは得意な方ではなありませんが、このバンドにとってはデス・グロール・スクリーム・シャウト声を活用することによって、凄みが出ていてよろしかったです。しかし、Ericは、場面によってはクリーンな声も使い分けており、なかなかの実力の持ち主であります。演奏力もなかなか高いものをもっており、テンポの早いもの〜うねりまくる緻密なサウンドといろんなものが飛び出す。日本のExtreme Dojoみたいなフェスティバルに出ても遜色はないと断言したいです。既に欧州方面では、彼らのアルバムがリリースされております。

すでにKerrang誌やAardschok誌などでも大好評で、ライブやフェスティバルにも意欲的に参加を果しております。2003年の6月にフランスで行われたFury Festivalなどを中心に幅広くいろんなバンドとも演奏をしており、MeshuggahやMorbid Angelなどのサポートも務めました。日本でもチャンスを掴めば、エクストリームメタル系やハードなスラッシュ・パワー系が好きなリスナーを振り向かせるポテンシャルを持っていると思う。実際にメンバー達に会いましたが、日本人以上に腰の低い姿勢と謙虚さに驚かされました(思いっきり脱線・蛇足ですが、王様や女王陛下がいる立憲君主国というのは、そういう気風があるのかな?と興味が湧いてきました)。ステージ上で暴れまわっていた彼らと同じ人物なの?と思うほどの大きなギャップが印象的でした。そういった意味も含めて、好感度がさらにアップ。演奏も人柄も素晴らしいので、これからも応援したい若手バンドですね。なお、このPolarsは、Headway Festivalの会場で売っていたスリップケース仕様のリミテッド・エディションをゲットしました。まだこのレヴューを書いている時点では見ていませんが、ビデオクリップも入っているようです。(購入盤Review)

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