TOP LEFT CORNER
country: Italy
style/genre: Neo-Prog, Progressive Metal
website: 現在のところ、オフィシャルサイトらしきものは発見できていません。
related bands/artists:
similar bands/artists: Torman Maxt, Taliesyn, Time Machine, etc.
artist info: 欧州のProg Rock/Prog Metalレーベル、Music Is Intelligence/WMMSから2枚アルバムをリリースしているイタリア産バンド。



Top Left Corner - Nowhere
Music Is Intelligence/WMMS
(1997)

Top Left Cornerは、イタリア出身のネオプログレ寄りプログレッシブ・メタルバンドです。Nowhereは、彼らにとって2枚目のアルバムになります。まず、少しTop Left Cornerが在籍しているWMMSについてレヴュー脱線覚悟で書いていきたいと思います。次第に見かけることが少なく困難になっているのが、Music Is Intelligence/WMMS関連バンドCDです。WMMSレーベルは、ドイツ辺りを本拠に活動していたことで知られているディストリビューション/レーベルなのですが、Prog Rock, Neo-Prog, Symphonic Rock, Prog Metalなどなどを扱っていることでプログレファンから、一部のProg Metal関連の人たちには知られている存在だった訳です。欧州を中心に様々なバンドを送り出していたWMMSは、どうやら聞いた話によると1999年ごろには会社経営が困難になったようで、ビジネスをストップしたようです。そういうような事情がありまして、WMMS関連のアルバムで特にProgressive Metal関連のバンドCDは年月が経つにつれて、次第にレアで入手が困難なアイテムになってきつつあります。何枚かWMMS関連のバンドを少しづつ聞くようになりまして、興味深い音楽を展開しているものも中にはあって、注目をするようになりました。

さて、本題にやっと戻りますが(笑)、Top Left Cornerです。上のジャケットを見ると、非常にチープな感じが漂っているけれど、中身はどうなのか?。全体的に聞いてみましたが、うぅーーーん・・・なんて言ったら良いのだろうか・・・。面白い展開を持つ曲も、ちらほらとありました。スタイル的には、ネオプログレのサウンドと、少しソフトめにしたプログレメタルのサウンドをブレンドしている感じです。いいなーと思わせる曲や演奏が正直言って、少なかった・・というのが聞き終わって感じたことでありました。WMMSレーベルのCDがレアで入手ができない事情があるけれども、はっきり言うと万人にアピールするかどうかは、かなり疑問。スリリングさや複雑緻密な展開、緊張感などからは、ほど遠いという印象。冒頭のオープニング・トラックは、中々スリリングな展開を持っていて個人的には、楽しめた。この後のそれぞれの楽曲がどういう形で進んでいくのか、楽しみだった訳だが期待していた盛り上がりは登場しなかった。淡々と音楽は進み、後半にさしかかる。後半にIron Maiden + Pendragon風なスピーディーでアップビートな曲もあったりと3曲ほど興味ある場面を準備した楽曲もあったのだが、どちらかというと地味め。

楽器陣、特にギターやキーボードの演奏を部分的に取り出して聞くと、しっかりとした内容を提示しているところもある。が、肝心の楽曲から魅力を感じる点が余りたくさんなかったのが、気になるところだ。昨今は、イタリア出身のProg Metalバンド勢というと日進月歩でかなりスリリングで高品質なバンドが多く輩出されている訳だが、Top Left Cornerは正直いってこのアルバムに関して言えば、まだまだ発展途上と言わざるを得ない。

演奏が破綻してしまうとか、危なっかしいところはないのだが・・・・全体的にフックやメロディラインを強化するべきではないだろうか。部分的に取り出すと、決して悪い演奏やボーカルが下手というわけでもない。悲しいかな、非常に中途半端な感触だけが残った。なんか悪い面ばかりをクローズアップしてしまったが、後半によい内容も提示しているのだから、もうひとふんばり欲しかったところだ。Top Left Cornerの1枚目がどうなのか分からないが、セカンドアルバムに関してみていくと、バンドとして楽曲の完成度にもっとこだわって欲しかった。サウンドプロダクションも若干弱いところが見られた。良い面を挙げるとネオプログレ系バンドでよく聴かれるメロディアスなギタープレーから、シンフォ性のあるシンセリードなどは良いなーと思ったが、それらをフォローする魅力に欠けていたのは楽曲の出来だった。うーん、もどかしい印象が残ってしまった。ただし、今後聞き込んでいくことによって今まで気づかなかった魅力を発見するかもしれないので、じっくり彼らの音楽とも付き合っていきたいと思う。(購入盤Review)

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