TRIANGLE
country: Netherland
style/genre: Neo-Prog, Hard Prog, Melodic Rock, etc.
website: 現在はホームページは存在していないようです。
related bands/artists: Mattias Noren (ProgArt), etc.
similar bands/artists: Forgotten Suns, Relayer, Ricochet, Enchant, Yes, Antares, Sylvan, Pendragon, etc.
artist info: 柔和で包み込むかのようなメロディアスな曲調作りに長けているNeo-Prog系バンド。



Triangle - Square The Circle
Zizania Entertainment Group
(2000)

オランダ出身のNeo-Prog Rockグループである、Triangleが2000年にZizaniaよりリリースした作品です。アルバムのジャケットにも描かれているような、ファンタジックでドリーミーなサウンドが全編を支配しており、大変耳に心地いい作品に仕上がっています。Square The Circleには、平均8分〜10分以上に渡る楽曲が、いくつも用意されております。ですが、どの楽曲も柔和で暖かみのあるサウンド作りを心がけているために、大変楽しむことができました。ソフトな路線でドリーミーな部分を得意としておりますが、冒頭のインストはめくるめくようなシンフォ的音像となっており、大きなウネリと起伏を生み出しており大変秀逸な仕上がりになっています。大海原に航海しているかのようなスケールの広さを感じさせます。

決して、Prog Metal的なテクニカルにビシバシと目まぐるしくコロコロと展開したり攻勢をかけるタイプではありません。しかし、何曲かはパートによって、変拍子を織り交ぜたコンプレックスな部分や緻密な展開を見せるものもあり、その辺りはドイツのRicochetやポルトガルのForgotten Suns辺りを得意とするリスナーには楽しめると思います。また、Enchantの初期の頃を想起させるようなサウンドやスタイルがちらほら飛び出す楽曲がありまして、個人的には「ウォ!」と歓喜に達する場面もありました。(ただし、彼らの場合は、EnchantのA Blueprint of the Worldほどのテクニカル路線を追及しているわけでもないので、ご注意を!)。コンプレックスな側面や、変拍子の導入はあくまでも、曲調に刺激を与えるという程度です。部分的には、勢いや起伏を作り出すことにも長けておりますし、ハードなパートを繰り出すこともありますが、決してメタリックにもなりませんし、Prog Metal的な重厚感を狙うアプローチは殆ど垣間見ることはないと思います。

部分的には英国産のMarillion, Pendragon, IQ, そして大御所のYesGenesis辺りからの影響の度合いが強い場面があるところが面白いと感じました。しかし近年のイギリス、オランダ、ドイツや、スウェーデン出身のNeo-Prog〜ポンプロック系統のバンドというのは、先輩達から受け継いだプログレ・シンフォ的サウンドを上手く消化して、さらにファンタジック且つドリーミーに仕上げているバンドも少なくないようで、とても頼もしいと思います。Triangleもそういったグループ達に引けをとらぬ、素晴らしい魅力を各楽曲に投影させておりますし、なによりもサウンド作りが大変しっかりしているところが、オランダ出身のバンドらしい実力を発揮していると思います。聴けば聴くほど、旨みが出ており、本当にいい若手グループだなーと今では思うようになりました。

このグループの音楽に関しては、Neo-Prog系統の音楽をやっていること以外は殆ど分からず、全く素の状態で聴くことになりました。結果的には、それが良い結果につながることになりました。というのも、このバンドの音楽を通して、Neo-Prog〜ポンプロック型のタイプへの偏見が払拭されただけでなくて、PendragonMarillionなどといった英国産や欧州産のNeo-Prog系統の音楽にも素晴らしいものがあるということを知るチャンスになったからであります。現在は、活動状況が殆ど伝わってきておりませんが、Triangleはいい作品を作ってくれたなーと思いますね。Neo-Prog路線やシンフォ的なサウンドが好きなリスナーにはお薦めです。(プロモ盤Review)

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