TRIBAL TECH
country: United States
style/genre: Technical Instrumental, Hard Fusion, Jazz Rock, etc.
website: http://www.scotthenderson.net/
related bands/artists: Scott Henderson, Gary Willis, Scott Kinsey, etc.
similar bands/artists: Brett Garsed & TJ Helmerich, Chick Corea's Electric Band, T-Lavitz, Richard Hallebeek Project, Fragile, etc.
artist info: Scott HendersonとGary Willisを中心としたテクニカル・フュージョングループ。



Tribal Tech - Rocket Science
ESC Records
(2000)

実力派メンバーで固められたTechnical Fusionグループ、Tribal Techが2000年にリリースしたアルバムです。様々なセッションワークや、自身のソロ作品での活動が多くのインストファンに知られているギターリストのScott Henderson。そして敏腕ベーシストとして卓越したリズムワークを誇るGary Willisの2人を中心に結成。ハード且つグルーブ感満載のフュージョン・サウンドを武器にしていることで、Tribal Techは多くのジャズ・フュージョン系リスナーや、ロック色の強いインストを好む人たちに絶大な人気があります。テンションの高いぶっ飛びなハードフュージョン系の音楽を始め、ファンク色の強いビートの効いた楽曲は流石と言いたくなるものばかり。それから一風変わったものも含めて、かなりバラエティに飛んだ内容が、この作品でも収録されています。上で挙げたHendersonとWillis以外では、キーボーディストのScott Kinseyによる摩訶不思議なコンテンポラリーサウンドと、素晴らしいドラムワークを披露するKirk Covingtonの存在も、この作品では重要な位置をしめています。とにかく実力派4人が集まっているだけに、演奏陣によるインストワークそしてアンサンブルが研ぎ澄まされていて本当に見事という他ないです。個人的なハイライトは、複雑に絡み合いつつテンションがどんどん高まってくかのような「Saturn 5」と「Rocket Science」がとにかく興味深い。ブルージーな色合いもある「The Econoline」や「Astro Chimp」等は、とってもファンキーでグルーヴィーな仕上がりとなっており、この辺りはWillisとConvingtonの真骨頂と言えるでしょう。シリアスでテクニカル指向で度肝を抜くものばかりでなく、上で挙げたように、彼らの場合は非常に妙なムードを放つ楽曲も含まれております。特に「Mini Me」や「Space Camel」辺りはとってもユーモアな存在と言えるでしょう。このアルバムに関しては、色々とTribal Techファンの間でも意見が分かれるかもしれませんが、ファンクやビート感覚の色合いが強いものも楽しめる人には、本来の彼らの技巧展開やハイパーな演奏も含めてこのアルバムお薦めします。Prog Metalの影響下にあるLiquid Tension Experimentや7for4等とは、これまた随分色合いは異なります。ですが、ロック的アプローチだけでなくJazz、Blues、Funk色を大きく導入したアプローチで取り組んでいるTribal Techのようなハード・フュージョンサウンドも個人的には心地よく楽しめるものとなっています。ただJazzやFunkぽい音楽が苦手な人は、のめり込むのに苦労すると思いますので、その辺は覚悟しておいた方がいいかもしれません(^^;)。どちらかというと、プレーヤー指向のリスナーで、色んな音楽を聴いてみたいという方には、充分楽しめる筈ですよ。(購入盤Review)

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