ULTRA VIOLET UFORIA
country: United States
style/genre: Prog Rock, Jam Instrumental, American Rock, etc.
website: http://www.ultravioletuforia.com/
related bands/artists: Steve Webb, Michael Canary, etc.
similar bands/artists: Pink Floyd, Dire Straits, Umphrey's McGee, Procol Harum, Eloy, etc.
artist info: シアトルを拠点に活動しているロックグループ。全体的にリラックスしたレイドバックしたロックサウンドと雰囲気作りが特徴。



Ultra Violet Uforia - Shadow of the Sun
Uforic Productions
(2006)

Ultra Violet Uforiaとは、アメリカはシアトルを拠点に地道に活動をしているRock Groupです。このグループの音楽を聴く前に私は何を勘違いしたのか、てっきりテクニカル系のProgressive Metalグループだと思い込んでおりまして、蓋を開けて聴いてみたらそこにはProg Metalの要素が全く無い音楽が飛び出してきたので、愕然としました。ありゃー間違えてゲットしてしまったのか?と腰を抜かしそうになりました。しかし、気を取り直して聴くとナイトミュージックというか夜に聴くには、ちょうど心地よい内容であります。確かにProg Rock的アプローチをしている音楽なんですが、なんというか多分自分が今までに聴いたProg Rock系の音の中では一番テクニカルやコンプレックスという指向に全く見向きもしないというタイプであります。このUltra Violet Uforiaは、アメリカはシアトル出身ということなんですが、非常にレイドバックな演奏を心がけています。余裕がたっぷりあって、とにかくリラックスしています。空間もたっぷり使っており、音は詰め込んでいません。バンドがプレー自体を楽しんでいるという感じです。力が入っていません、何の気負いも無い感じです。強引に例えるなら、ある意味カントリーロック化したDire Straits38 Specialといいましょうか、肩の力を抜いていて自然体です。The Doors辺りやJefferson Airplaneにも通じる雰囲気やサイケ風な要素がある一方、金曜や土曜にアメリカ大陸のどこかのカフェテリアや、お酒を飲んでワイワイガヤガヤしているお客さんの前でプレーしているロックバンドなんではないか?。アルバム前半は、特にプログレ的要素はというと、ほぼ希薄・・というかほとんど皆無な内容に驚いたというかたいした度胸です。久しぶりにストレートなアメリカン・ロックもいいなーと聴いている自分もリラックスできました。しかし、中盤から後半にかけてPink Floydぽいアトモスフェリックでスペーシーな楽曲やロングフォームな展開も出てきて、やっとプログレ的な出自が顔を出してきたという感じです。このグループの音楽を聴いて注目したいのは、テイスティーなギタープレーとアナログ風なキーボードサウンドやハモンドオルガンなどを操るキーボーディストで、この2人が活躍する部分が登場する楽曲は魅力的に聴こえました。自主制作なのでPink Floydなどのようにダイナミックで奥行きがあるという訳ではないのですが、自分達のできる範囲で上手い具合に表現をしているロックグループだと思いました。どうやら地元では10年選手ということなので、インストやアンサンブルは安心して聴けますね。日本のリスナーには、どのようなアピール度があるのか分かりませんが、このサウンドはひょっとすると80年代や70年代の音楽にノスタルジーやパッションを感じる洋楽ロックファンには、楽しめるのではないかと思います。ただし、彼等の音楽に取り組む場合、Progressive Rockやロックサウンド全般に関して適度な刺激とアグレッシヴなものを求めている人にはピンと来ないでしょう。ましてやアメリカンなProg Rockサウンドが苦手な人にはアピール度は極めて低いと思いました。明るくあっけらかーんとしているのかと思いきや、その一方でどこかシアトルの雨のようなシットリとした湿り具合もあったりして、不思議なバンドです。(プロモ盤Review)

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