VERTU
country: United States
style/genre: Jazz/Fusion, Hard Fusion, Technical Instrumental, R&B, etc.
website: 現在公式ページは存在していないようです
related bands/artists: Return To Forever, Karen Briggs, Rachel Z, Richie Kotzen, Lenny White, Stanley Clarke, etc.
similar bands/artists: Return To Forever, Mahavishnu Orchestra, Planet X, U.K., Liquid Tension Experiment, etc.
artist info: Return To Foreverのリズムセクションを中心に結成。ハード寄りなJazz/Fusion系のスーパーグループ。



Vertu - s/t
550 Music/Legacy
(1999)

Return To Foreverの熱心なファン層を中心に以前話題を呼んだ、スーパーグループ:Vertuの最初で最後になるかもしれない作品。彼らの場合、民主的に物事を進めてグループ活動をしていたのだろうという気配は、クレジットを通して伝わってきます。しかし、元Return To Forever組からStanley Clarke(bass)とLenny White(drums)の重鎮プレーヤーが参加していることから、どうしても彼ら2人が筆頭株として重要な存在をしめていたのだとも思うわけであります。他のメンバーも超強力な布陣をしいており、ギターリストとしてRichie Kotzen、ヴァイオリニストとしてKaren Briggs、そして現在では大御所Peter Gabrielのライブツアーにも参加経験を持つキーボーディストのRachel Zと非常に魅惑的なラインナップです。メンバーの一人一人、それぞれが参加しているプロジェクトから自分のグループ、ソロ・ワークスで既に名を馳せている人達だけに、どんな音楽が飛び出すのか?。アルバムの序盤数曲は、Planet XLiquid Tension Experiment、そしてU.K.へのテクニカルJazz/Fusion界からの回答だと言わんばかりの、スケールの広い独自のハードフュージョンが展開されていて、歓喜をあげたくなるほどの素晴らしさです。ひらたく言えば、Return To Foreverを現代的サウンドにアップデートしたかのような感じですが、それと同時にヴァイオリンなども活躍するのでMahavishnu OrchestraDidier Lockwoodを想起させるスリリングさも、バッチリあります。登場する曲がどれもこれも秀逸であるのですが、アルバムの中間になると色合いがかなり変わってきまして、R&B風味を強調したものや、もろストレート・アヘッドなJazz指向の強いものが登場します。後半になると、少しブラックミュージックに繋がるものもあったりと、Jazz Rock色が薄いものは、Rock的な要素を求める人にはちょっと物足りないかもしれません。後半またHard Fusion色が再び復活するものもありますが、個人的には全編ハード・フュージョンで目まぐるしく活躍してもよかったと思うのは贅沢かな?。とにかくバラエティに富んだ、様々な側面を見せるミュージシャンシップの高さと懐の深さは、流石という他無いです。多少Jazz/Fusion色やR&Bぽいものが濃くても気にならないという、ハード・フュージョンが好きなファンや、インスト好みのリスナーには推薦いたします。Planet X, U.K., 7for4辺りが大好きなProg Metalファンにも楽しんでいただけると思いますよ。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

Back to [V] Section
Back to Review Index

Go to Top Page