WITHOUT WARNING
country: USA
style/genre: Melodic Prog Metal
website: http://without-warning.com (現在は余りデータは残されていない模様)
similar bands/artists: Dream Theater, Queensryche, Fates Warning, etc.
artist info: アメリカは東海岸を中心に活動をしていたProg Metalバンド。かつては、Powermadフェスティバルなどにも参加。



Without Warning - Making Time
Zero Corporation/Heavencross Records
(1993/2003)

アメリカは、東海岸出身のWithout Warningにとって記念すべき通産1枚目のアルバム。海外では、3枚目のStep BeyondアルバムがProgressive ArtsInside Outからリリースされていたことにより、そこそこ流通していたようであります。しかしながら、このアルバムと2枚目のBelieveに関しては、つい最近まで海外では入手が比較的難しいアルバムとされてきました。現在はドイツや欧州方面でも比較的Without Warningの日本盤が枚数は少ないながらも入手がしやすくなってきたという情報が入ってきているのは、個人的には非常に喜ばしい出来事だ。ところが、当時・1990年代初頭に日本で先行デビューを飾ったWithout WarningのMaking Timeは、Zero Corp.からアルバムがリリースされたことと、タイミング的にもHM/HRをかけるラジオ局などのサポートを受けてハードロックやメタルファンを中心に比較的馴染み深いバンドとして我が国内では良く知られているのが面白い現象だ。皮肉なことに現在はZero Corp.は活動を停止しており、Without Warningのバンド自体も活動を完全にストップしてしまっているのはなんとも悲しい現状と言わざるを得ないであろう(噂によると解散説も流れているが、実際のところは自分は良く知らない)。しかしながら、このMaking Timeに収められている楽曲はどれも非常にフレッシュで活力のあふれたメロディアス・ハードな作品として、時代を経てもなお愛されつづけている。いつか彼らがシーンにカンバックしてくれることを、期待しつづけている。

Without Warningというバンドは、聞いたところによると、遡る事1991年New York州、Fredoniaの小さなカレッジタウンで結成されたそうです。まだこの当時彼らはThe State Universityの学生だったらしい。その後、彼らのバンド活動や経歴については、ライナーノーツに書いてあるので割愛させていただく。さて、このアルバムについての印象だが、彼らがこれまでにリリースしたアルバムの中では、最も親しみやすいメロディーと楽曲で構成されていると思う。冒頭のタイトルトラックMaking Timeのようにギターとキーボードによるインタープレーが活躍するややコンプレックスな構成を得意とするProg Metal的展開を持つ曲と、メロディアスハード路線を前面に出したキャッチーなアンサンブル指向ものに大別することができるかもしれません。バンド自体も、非常にソリッドかつテンションのある演奏力を誇っているところが素晴らしい。しかし忘れてはならないのは、このバンドが醸し出す哀愁度の高さと叙情的な音作りが魅力的です。この手のバンドが陥りやすい、テクニカル至上主義とは異なり、The Quire BoysSpikeを彷彿させるJack Bielataのハスキーな歌声を軸に見事な構成力を持った音楽性が聞き手に大きくアピールしている。Ted Burgerの流麗かつ構築性のあるギタープレーも見事なものであるし、Vinnie Fontanettaは、ハードロック系統の鍵盤奏者としては数少ないKawaiiユーザーとして、「よくぞ、この楽器を使って下さった!」と個人的には非常に親近感をおぼえる・・もちろんVinnie Fontanettaによるメロディアスなキーボードワークやフレージングの見せ方も素晴らしい。

レヴュー用に何回か聞き込んで見たが、なんとこのアルバムが発売されて既に10年以上が経過していることに驚きを感じる。だが、上でも触れているように日本人のリスナーやメロディアス・ハードを好んで聴く層にも大きくアピールしているこのバンドの功績は高く称えたいと思います。このバンドのMaking TimeやBelieveが、日本同様に欧州を中心に海外でも認知されて欲しいと強く思う。もしこのアルバム、もしくはWithout Warningを聴いた事がない方には強くお薦めしたいバンドです。Making TimeとBelieveは、根気良く探せばゲットできると思います。本当に良いバンドですよ。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Without Warning - Believe
Zero Corporation/Heavencross Records
(1995/2003)

暫くの間、1stと同様に日本以外の国では入手が困難だったWithout Warningの2ndアルバム。久しぶりに引っ張り出して聞き出したら、流石の内容に個人的には大満足です。Prog Metalファンならば、きっとドップリと嵌ることのできるサウンドが満載ですよ。彼らの2nd全体の内容は、1st比べるとより硬質でProg Metal的な要素がかなりアップした作品ではないかと思います。内容をまとめると、ロックの情熱と衝動をとても感じさせるかのようなProg Metal作品と言いたくなるほどです。個人的には、「地味だ地味だと評価されている3rdが一番の個人的フェイバリットでありますが、彼らの場合は1stも2ndも全て素晴らしいですね(^^)。堅実なプレーを中心としていますが、変拍子をさりげなく溶け込ませつつ、楽曲によってはテクニカルに繰り出す演奏陣のアンサンブルが秀逸です。湧き上がってくるような情感とパワフルなアンサンブルと、パッショネイトなHR系歌声など、Believeはトータルな面において完成度が高く、大変素晴らしい!!。 なんとうれしいことに、海外でもHeavencross Recordsを中心に、1stと2ndの入手が容易になりました。近年は、Zero Corporationの中古盤でWithout Warningを見かけることが少なくなってきたのですが、海外盤でもお求め安くなりました。Without Warningが気になる皆さん、ぜひ一度彼らの音楽に触れてみることを強くお薦めします。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤


Without Warning - Step Beyond
Progressive Arts/Inside Out
(1998)

Without Warningは、NY州辺りを中心に活動をしていたProgressive Metalバンドでありました。メロディックな感性を大事にしていたバンドとして、日本でもデヴューしてから注目を集めていました。現時点では、Step Beyondは、彼らにとって通産3枚目のリリースであり、最後の作品となってしまいました。どうやら、このアルバムをリリースした後で、ベーシストが脱退。その後、後任者を探す事ができなかったようで、いつのまにか静かにシーンから姿を消してしまった。活動停止してしまったのが、大変惜しいほど良質なアルバムをリリースし続けたWithout Warningが復活することを祈りたい。

さて、このアルバムに関しての印象だが、結構全体的には甘さ控えめの渋くて地の底からエナジーが放出されるProg Metalサウンドです。演奏力もかっちりしてまとまっている。今までは割とキャッチー且つ分かりやすいサウンドを心がけていたが、この3枚目のアルバムでは割とプログレッシブロック性が導入されている。個人的には、彼らがリリースした全アルバムが好きなのだが、このアルバムはなかなかの傑作だと思う。音質は確かに向上する余地が残されていたみたいだが、作品全体のクオリティは高いと評価したい。彼らが本格的なProg Metalバンドとして、成熟した内容をこのアルバムで提示したんだと今は思う。本当にこんないいバンドがシーンから姿を消してしまったのが、とても悲しい。(購入盤Review)

PILGRIM WORLD推薦盤

discography:


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