X ANIMA
country: Sweden, Denmark, etc.
style/genre: Electronic Rock, Alternative, Pop Rock, Ambient, New Tendencies, etc.
website: http://www.xanima.eu/ (←いきなり音が出るのでご注意を)
related bands/artists: Astral Dance, Jade Elle, etc.
similar bands/artists: Lacuna Coil, The Gathering, Kate Bush, Evanescence, Enigma, etc.
artist info: スウェーデンを拠点に活動をしているエレクトロニカ色の強いModern Rockグループ。



X Anima - Inside Warrior
Lion Music
(2009)

エレクトロ系のシンセ音が目立つモダンなロック・バンド、X Animaによる1stアルバムです。比較対象としてはLacuna CoilThe Gathering、そしてEvanesceneなどが好きな人に楽しめるような感じですね。ボーカリストのJade Elleは、日本のCharaというシンガーの声質にとても似ている場面もあってビックリしました。その一方で、よく聴いてみるとDialLiselotte HegtKate Bushにも近い感じのアトモスフェリックなムードを持つ歌声の持ち主といえるでしょう。アルバムの前半から中盤にかけてはロック色は余り濃くないような気もしました。一般的に言うメタルとは断定しにくい音と言えます。ある意味、Britney SpearsというかMax Martin系のポップ音楽にも通じると言ってはオーバーでしょうか?・・・意外とキャッチーというか親しみやすかったりします。t.A.T.uなどをダークでミステリアスにしたらこんな感じになるのかな。

ギターの音が全然入っていない訳ではないのですが、派手にソロを弾きまくる場面は殆ど皆無。ビートやグルーヴ感を強調した手法なので、ミュージシャンシップの高いギター演奏は期待しないほうが良さそうです。ただビートは結構重たい部分もあったりするので、ぎりぎりRockサウンドとシンセポップが融合された内容になっています。なぜか昔のDuran Duranとか懐かしのRobert Palmerなどの音楽を若手のミュージシャンが料理したら、こういう感じになりそうですね。音楽性は大分異なりますが、シンセとハードエッジなサウンドが両立するところでは、瞬間的とはいえMagellanTrent Gardner的と比較したくなる場面も登場します(Magellanに音楽性がそっくりではないので、その辺はご注意を)。特徴的なのは、サンプラーやループ、シンセなどを巧みに使いながら音楽的な広がりを見せているということでしょう。

あるいは似ていると感じさせるといえば、The Gatheringの「if_then_else」や「How To Measure A Planet」の作風が好きな人の琴線には触れるところがあることでしょう。音の雰囲気は、女性ボーカルを含んだタイプということでHautevilleVenturiaの最近のアルバムのモダンな感じにも似ていますが、現時点では人々がイメージするプログレハード系でもプログレメタル寄りの音楽では無いと思います。ただし、こういう感じのサウンドやスタイルを広義の意味でProgressive Metalと捉えることに関して言うと、僕はアリだと思います。

全編聴くまで、どんな感じになっているのか未知数なところはありました。ですが、音楽制作の舵取りをしているPelle Handenの紡ぎ出すサウンドやアプローチは大変興味深いと自分は感じました。エレクトロニカ寄りの音やシンセサイザーが洪水のように流れるタイプが好きな人には面白いと思います。アルバム制作が主体という訳ではなく、バンドによるライブ活動も行っています。早くも2ndアルバムの制作に入っています。(プロモ盤Review)

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