| Topページに戻る | Reviewページへ |
この我輩のEditorialは、Articlesというページに変更することにしました。
当分はページのURL名もEditorialとなっていますが、
ぼちぼちやっていこうと思っております。
2006/11/08
Into The Realms of Articles
なんと既に5年近くこちらのEditorialをホッタラカシ状態にしておりました。過去の我輩Editorialを読み返してみると、自己反省せざるを得ません(^^;)。さて、このたびEditorialと題しておりましたページをArticlesという名前に変更することにしてみました。ウェブサイトを立ち上げた当初から最初の2年前後は、レヴュー記事を入れるページなどを、まだ自分の中で確立しておりませんでした。とりあえず、自分の言いたいことや思ったことを、まとめて書きたい内容があればEditorialに入れておこうというスタンスだったのです。しかし、数年前からレヴューを頻繁に追加できる頃から、我輩Editorialページにとんと何も書かなくなってしまい、つい最近になってアプローチを多少変えてみようかな・・と思うようになりました。たまにふと、Prog Metal以外でHard FusionやJazz Rockにまつわる話を書いてみようかなーとか、Neo-ProgとProg Metalの不思議な関係とか・・・そんな切り口で書いてみようと思っても、なかなかできなかったりしました。EditorialっていえばまあEditorialの時とそんなに変わったことはしないかもしれません(笑)。Articlesって言葉ならいろんなアプローチで書きやすいかな?と思いまして、それで名前を改めて、こんな形で再始動させてみることにしました。毎回は書けないかもしれませんが、再び不定期で駄文やレポートぽいものを入れていくかもしれません。我輩メモを以前、更新情報に書き加えていきましたがあのノリでやったり、特集記事みたいなものをやれたら・・と。今日はここまでにしたいと思います。
2001/12/06
IN THE NAME OF PROGRESSIVE.
....And METHUUUULLLLLLLLLLLL!!!!!
(そしてちゃっかり、プログレとプログレッシブという言葉について考えてみようのPt.3も含んだりします)
2001年もあとわずかですが、皆さんどうお過ごしですか?。いやー2001年も様々なプログレッシブなバンドが良質のアルバムやシングルをリリースした年で「昨年に引き続き豊作じゃったのうー!!」という幸せな農夫の声が聞こえてきそうですが、僕にとっても今年は大漁・豊作の年で結構今年前半から中盤そして後半を通していろんなProg Metal, Dramatic Metal, Atmospheric Metal, Prog Rock, Technical Metal, Jazz/Fusion, Symphonic系などなどの新譜・旧譜CDなどを購入しました、財布の中身は寂しくなりそうだけど今年もいい音楽に出会いました。
さてさて今回は珍しくProg Metalの音楽シーンを中心に世界の動きや日本での動きについての自分の意見を吐露してみようと思います。約数年前から海外、特にヨーロッパ方面ではProg Metal系やDramatic Metal系の需要がまた増えてきたように思います。BILLBOARD誌のTop Of The Worldというページを見ると各国のナショナルチャートを見るとSavatage, Queensryche, Stratovarius, Hammerfall, Gotthard, Children Of Bodom, Nightwishなどの名前が踊っているのが印象的であります。確かにメタルやハードロック系というのは、90年代の初頭辺りから勢いが衰え始めたりして、90年代の半ばには充分なサポートを受けることもできずにそのうち大局を見極めた結果たくさんのバンドが活動を停止したり、契約に縛られるのを嫌った連中がバンドを去ったり、新たな活動場所を求めて新天地を求めていったりしたバンドもいたりしました。ですが、90年代というのはよくハード&ヘヴィーな音楽雑誌を紹介しているページでは不毛の時代、不妊の時代、暗黒の時代などと囁かれていましたがレーベルやレコード会社のセールスを伸ばすための作戦によって似たようなバンドが増えてきて飽和点に達した後の崩壊は痛みを伴う(おや、誰かの言葉のパクリみたいだな・・・笑)結果をバンドやミュージシャンは被っていたわけでありましたが、90年代というのは決して無視できない重要なターニングポイントとして僕は90年代というのは実際にリアルタイムで音楽を真剣に分析したりエンジョイしながら音楽に向かっていったので、80年代以上に90年代に思いいれを次第に持つようになりました(さすがに70年代というのは僕が物心ついたというか少年期を過ごした時期ではありますが、まだBeatlesやBon Joviぐらいしか洋楽は知らなかったので、70年代やそれ以前の時代の音楽は完全な後追いは言うまでもないですけれどもね)。
80年代のMTVなどに代表されるような産業ロック的な形で売られる方法論の水面下で、そのやり方では自分達の表現したいことを満足に表すことができない人達が次第に台頭して口コミレベル、あるいは大きい雑誌には載らないけれどもファンジンレベルで後にはインターネットの普及によりメーリングリストやウェブジン、ホームページなどを通して紹介されていきます。そのうち注目をされ始めカルト的な存在として認知され始めた音楽やスタイルを持ったものが出現しましたが、その中でも最も顕著なものの一つがプログレッシブ・ロック、Prog Metal, Neo-Prog (Pomp Rockとも関連がありますねー), プログレハード勢, そしてアトモスフェリック系などいったものでありましょう。そして雑誌やメディアから形骸化して化石や恐竜扱いされていたプログレッシブ・ロックに新しい息吹を与えてくれるバンド勢が、ここのホームページで必ず出てくる皆様が尊敬をして愛してやまないDream TheaterやQueenryche, Fates Warning, Vanden Plasを代表とするProg Metal(プログレッシブ・メタル/プログレハード)系などであります。あとレトロなProg Rock的サウンドを新しい視点と解釈で自らの信ずる世界を作り上げたThe Flower Kings, Ayreon, Glass Hammer, Ars Nova, Discipline, Spock's Beardなども忘れてはならない重要な存在でありましょう。そしてバンドによっては80年代から活動を始め自らの信じる道を誰がなんと言おうと突き進み活動をした結果、そういった上記で触れたバンドの中にはDream Theaterのようにメジャーレーベルと契約を結び陽の目を見て成功を収めたりするものも現れたりしました。
商業的な面やトータルな点で冷静に見つめるとメジャーな域に達しているのは、Dream Theater, Rush, Marillionなどと数えるぐらいしかいないのかもしれません。だけど音楽面やツアーでの動員数、完成したアルバムの出来といったものを考えると成果を上げていると肯定的に考えることもできると思うわけです。そしてDream Theater, Shadow Gallery, Vanden Plas, Zero Hour, Mind's Eye, Dali's Dilemma, Lemur Voice, Fates Warning, Queensrycheなどと言ったベテランから若手のProg Metalバンドによる活動により多くのバンドが世界各地(アメリカやヨーロッパ方面だけでなく、南米、中南米、西アジア、極東アジア地域なども包括して)からたくさん出現してきたことは僕自身は頼もしい限りだなーと思うわけであります。そして少なくとも80・90年代からそうであったように、ドイツやフランス、スウェーデン方面ではこういったProg系、Prog Metal系、Neo-Progressive系、Dramatic/Melodic Metal系などのバンドは受け入れられる土壌が元々ありフェスティバルも盛んであるし、テレビやラジオでの露出に関しては不明の点もあるけれども雑誌やファンジン(ネット上のウェブジンなども含めたら)などのサポートの充実度を考えたら、復旧・そして復興しつつある訳なんですよね。現在ではPowermad, ProgPower(オランダやアメリカ), NTS Recordsフェスティバル、Wacken Open Air, Dynamo Open Festival、メタル系以外でもプログレ系だとProgFest, ProgScape, ProgDay, NearFest, BajaProg, Rio Art Rock Festivalなどのフェスティバルなどがありパッケージものを始め, やPowerful Metal系、Prog Metal系やネオプログレ勢、アトモスフェリック・ゴシックメタル系などなどのカップリングツアーも含めたりすると規模は小さいものから中規模、大規模なものまで含めてアメリカやヨーロッパはライブやギグを見る機会がたくさんあり活況を呈しているかのようです。プログレオンリーのリスナーはメタルやヘヴィロックを聞かない傾向が少なくともあるかもしれませんが、メタルを聞いている連中というのは案外プログレ系にも興味を示している人達が少なくないせいかヨーロッパのMelodic Power Metalが復活したことによりそれがいい連鎖反応を起こして全体的に活況を呈しつつある(って書いてますけど俺って本当に楽観主義ですね・・・こういうことに関しては・・・笑)。Prog Metal系に関して言えばINSIDE OUTレーベル関係のバンドはかなり大々的に扱われていますし、イタリアやスウェーデンなどの北欧出身の良質のProgPower関連のバンドもたくさん紹介されましたし、アメリカではDream Theater達の活躍により80年代からテクニカルギター専門レーベルとしてメタルファンからも注目を集めていたShrapnel Recordsの親父(笑)マイクヴァーニーが発展させたMagna CartaレコードからはShadow Gallery, Magellan, Enchant, Cairoなどといったバンドが登場し、普通のレコード屋さんの流通にも結構たくさんのっかったお陰でMagna CartaとShrapnel Records系列のバンドやプロジェクトなどもタワーレコード辺りや「コーヒーやお茶なんぞをしばきながら雑誌や本を読んだりできる」バーンズ・ノーブルのお店の中にあるCDコーナーでもProg Metal系のCDを手に入れやすくなったりした訳であります。我輩の目からすれば90年代はメタルやハードロックの勢力にとっては「痛みを伴う構造改革」(copyrighted by Prime Minister "JUNICHIROU☆Koizumi")であったのですが、Prog Metal/Prog Rock万歳派の私にとっては物事が少しづつ少しづつ良くなってきています。前までは手に入りにくい品物も広大なインターネット上のサイバーワールドを検索して、信頼のあるオンラインショップを探せば結構ありますし、なんとか努力すれば手に入る時代になりました。
といったように海外(特にヨーロッパ:中でもフランスは熱狂的にシンフォニックなメタルやプログレメタルは歓迎ムードのようですし、アメリカの東海岸方面辺り)ではProgMetal系などに関しては規模は小さいものから中規模ではサポートをするシーンがある訳ですが、それでは日本での現状はどうなのか??ということですが、実はこの話題には余り触れたくなかった・・・・(汗)。正直言って特に我が国内においてのProg Metal系に対しての扱いは不当であり余り露出が多くないのは、ここのページに遊びに来たりROMって下さっている方達は100も承知だと思います。ではProg Rock系に関してはどうか?というとかなりサポートを受けているような気がいたします。特に往年のProg Rock黎明期から黄金期に活躍したバンドについては世代は第1世代(60年代から70年代の所謂世間が認めているプログレ黄金期)、2世代(ネオプログレ系やプログレがポップ化した時代)と引き継がれ現在は第3世代(90年代以降)とファンの移り変わりがあるらしいということをこの手の専門家がある場所で語っておりました。
そこで考え付くのが、なんで日本ではProg Metalが海外とは違い年々サポートが少なくなり人気が冷え込んでいきつつあるかという珍妙な反比例の現象が起こっているのかということを研究しています。僕の心の中にある疑問と課題であります。で僕個人が思うにプログレという言葉をちょっとでも使っていることが原因の一つではなかろうかとも思うわけです。海外ではプログレ・プログレッシブという言葉はProgressiveとかProgとかという言葉で使われていますが、もっと意味的には広く「進歩的なもの」という語源があります。所謂70年代の黄金期に活躍したProg Rockバンド以外でもプログレッシブな要素を持ったバンドや音楽性を持っているものは、ジャズだろうがメタルだろうがProgressiveとかProggie, Progなどという感じでですね、割りとカジュアルに使って便利な言葉な訳です。
ところが日本ではこう易々と考えてはいけない風潮がある(らしい・・・あくまでもらしいということなんですって・・・笑)。海外と違いプログレという言葉というのはファンにとっては、特にリアルタイムで過ごした時期のある世代の皆様やそういう影響下にあるリスナーの方達は「プログレ」という言葉というのはイクオール(=)King Crimson, Yes, Genesis, Pink Floyd, Emerson Lake & Palmer, Renaissance, Gentle Giant, Premiata Forneria Marconi, Banco, Caravan, VDGG, Kayak, Focusなどと言ったバンドが提示してくれたClassical Music, Jazz, Folk, Psychedelic, Tradtional Musicなどといった要素やスタイルを以前のRockやアメリカで産まれた音楽に導入させてプログレス(進化)させて、それにとどまらず物語性や哲学的なものあるいは寓話や宗教色の要素を混在させたコンセプト等を強く注入したあの70年代に聞かれた独特のアートロックが持っていたノスタルジーを感じさせるもの意外は断じてプログレではないというご意見の持ち主もいらっしゃるようです(実は海外のProg Rockのマニアの一部の方も日本の人達と同じようにそう思っている方も少なくないです。でも僕もなんとなくこういった辺りの経緯も心情としては理解しているつもりです)。
まあ僕も平たく言えばプログレという言葉を使うとき、自分が好きなProg Metal系というのは「プログレッシブ」な要素やスタイルを取り入れているものが少なくないのでためらわずにPROGRESSIVE!!と思っています。しかし下のEDITORIALで少なくとも2回以上触れていますが、究極的にはProgMetal系はこの上の「プログレ」というくくりではなくてメタルやハードロックの延長線上にある・・・あるいはそういった系統の音楽から発展していったものという考えというのが正直なところでしょう。だから某プログレ掲示板で実はこんな記事を発見いたしました。「私が友達にDream Theaterをプログレとして紹介したら、その友達は:Dream Theaterはプログレじゃないよ・・・だってエマーソン・レイク・&パーマーのようなスタイルとは違うから」という答えが返ってきてその記事を書いた人は大変困惑していました。「Dream Theaterはプログレじゃないの??、ええーー??じゃー何なんだー」という疑問が起こったようです。ですから、僕はある日見つけた徳島県出身の某Zさんという方の端的にプログレというのはこういう定義だというのをまとめた素晴らしい書きこみがあるので、彼から最近引用させていただくことを許可いただきましたので、それを皆さんに紹介したいと思います。
【ロックが実験的になったのは、60年代のサイケデリック・ロック、すなわちLSDを始めとするドラッグの影響下にあるロックからで、音楽的な方法よりも、当初は哲学・芸術・思想的な影響が強かった。つまり、薬物によって人類が新しい地平に達するぞと、遅れを取るなと、そういうムーブメントがあったわけです。しかし、麻薬の中毒性・依存性が明らかになるにつれ、幻想は崩壊する。それでも、幻想が維持されている間には後に名作と呼ばれるアルバム、例えばビートルズ「リボルバー」なんてものも生まれた。思想的には崩壊したけれども、音楽的な革新を求める動きはその後も残ったわけです。その結果、幾つかのバンドが特殊な方法論を優れたテクニックで実現して脚光を浴びる。シーンの中心はやがてハードロックへと収束していくわけですが、それとは別に細々と実験的な流れを維持し続けたバンド群が、後にプログレッシブ・ロックと呼ばれるわけです。俗にELP、YES、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ジェネシスで五大バンドと言いますが、これは割と最近の括り方。プログレの特徴としては長大で大仰な楽曲、変拍子、ジャズやクラッシックを取り入れた複雑な構成などありますが、便宜的に、技巧レベルの高いもの、ブルース色の薄いものが好まれます。実際には明確な境界はないんですけどね。また、1977年、つまりパンクまでをプログレ期とし、それ以降の実験的なバンドはニューウェーブ、オルタナティブ等と呼んで区別する事が多いですが、その後もプログレ的なスタイルを踏襲したバンド(つまり形骸化したもの)は存在し、そちらはプログレに含むという、ややこしい流れになっています。さらに(笑)、スタイルは似てなくとも、人脈上でつながるバンドであれば、ニューウェーブ以降であってもプログレに含む、これは前衛ジャズに多いんですが、そういうケースもあります。前者、様式化したものの代表がポンプ系と呼ばれるもので、これは「大仰な」という意味だとか。後者の代表がレコメン系。「レコメンデッド」というレーベルを中心に発展したのでそう呼ばれます。他に、元々は非常に細々とした流れだった、ヘヴィ・メタルの中でプログレ的な複雑な曲をやるバンドが、ある時を境にブレイクして、今ではプログレの現在形みたいに扱われているのがドリーム・シアターなどのプログレ・メタルですね。 】ということで自分が定義や説明などの言葉を上手くまとめるのに凄い労力がかかるのですが、Zさんのような素晴らしい書きこみを発見したので使わせていただきました。これでDream Theaterはプログレとは違うの?という答えに光を与えてくれたわけです。
といったように90年代に入ってからDream TheaterやQueensryche, Fates Warningの存在が段々ここ日本でも認められるようになってきたおかげでProg Metalといった言葉やプログレハード系が認知されてきました。(注:プログレハードという言葉の簡単な定義について・・ただしこのProg Hardという言葉も3つほど解釈があって、Prog Metal系の中でもハードロック的な要素が強いものを表すグループがまず一つ、そしてNovelaやGerard, Vienna, Providence, Seilane, Marge Litchなどに代表される日本ハードプログレ勢をさすグループがまず2つめ、あと僕は片足第2世代に突っ込んで、もう片方は第3世代に首を突っ込んでいる人間なので3つ目の定義の後半が不思議に感じていますのであれなんですが、Rush, KansasからJourney, Styx, Bostonなどの割と産業ロック寄りのイディオムを持ったアメリカン・プログレハード勢のグループが3つめといった風に)。ですが、やはりProg Metal系というのは90年代の半ば辺りに関して言えばVanden PlasやShadow Gallery, Without Warning, Enchant, Thresholdなどといったバンドは割と好意的に紹介されてきていたのですが、いつの頃からか僕が苦手とする言葉でDream Theaterクローンや、なんとかクローンという言葉が蔓延してきたせいかその言葉がネガティブな要素を含めている点、あとはProg Metalはメタルという名前を使っている割には余りヘヴィーでメタリックではないという感じでプログレのグループの人達以外にもメタルのグループの人にも理解されにくいところがあるのもネックでありましょう。まあそれは日本だけに限ったことではないのですが、メタルとプログレッシブな要素を折衷あるいは、そういった2つの要素を同時にもったバンドに理解を示した内容やそういった系列のProg Metalバンドにも良質で素晴らしいとアピールしている内容のものはなかなか見受けられないという現実もあるのでありましょう。ただプログレ黄金期の時のような5大バンドのようにそれぞれが強烈にはっきりと違う個性を持っているものと比べて、Prog Metalというのは究極的にカテゴライズをしていくならば、Dream Theaterタイプ、Queensrycheタイプ、Fates Warningタイプ、Psychotic Waltzタイプといったビッグ4の流れを汲んでいる訳です。しかし、この手のProg Metalというのは様々本来あるのですが、聞いた最初の判断で全部どれも似たり寄ったりというところもあるのでしょう。特にQueensryche系とFates Warning系はよく一つにされていますが、彼等は青と紫の色が違うように厳密にいえば違うのであります(もっと分かりやすくいえば「椎名林檎」と「矢井田瞳」が違うように、そしてSMAPとDA PUMPが違うように・・・・)。
まあそういった感じで、あるバンドの話をしても音楽を聞いてもらう前に「ああーこのバンド雑誌に載っていたんだけどね、なにやらあの雑誌で読んだあの記事では、ドリームシアタークローンって書いてあるけど、ちょっと難しそうで俺には理解できないかもしれないなー」って具合に色眼鏡をかけられるとProgMetalという言葉が日本においてあるいは海外でも紹介のされかたによっては、そういうカテゴライゼーションが逆に足枷になってしまうことも起こるということも考えられる訳です。ProgMetalという言葉がもうパブロフの犬のようにシアター系クローンという形で人々が反応してしまうように括られるのもどうかなーと我輩は強く強く疑問を持っていますが、一方でそういう場合もあることはあるしなーという形で冷静に受け止めています。代表的なものとしては、あるミュージシャンからの発言が顕著です。今年のLamentation Of The Flame Princess誌においての記事で読んだ内容ですが、Pain Of Salvationの中心人物ダニエル・ギルデンロウのコメントによると「僕達の音楽を端的に他の人がよくProgressiveなバンドとかProg Metalという言葉で紹介してくれているんだ。だけどProg Metalという言葉を聞くと人によっては、俺達Pain Of SalvationはDream TheaterやFates Warningのようなタイプのバンドの分類分けに入ってしまう傾向にあると思うんだ。もし僕達の音楽を聞いて感動したり気に入ってくれる人が、仮にDream TheaterやFates Warningの音楽が嫌いだとしたらどうなると思うだろう?。そういったPain Of Salvationを気に入ってくれるかもしれない人達の興味がそういった紹介のされかたによって場合によってはそがれてしまうかもしれない。あえて言うなら僕達の音楽はAdvanced Emotional Crossover Metalという風に言うよ。」という意見もあります。
でもダニエル達の場合そういう発言をするということは、逆に考えていくならば彼等が真にプログレッシブなメタルバンドでありたいということなので、シアタークローンでは決してない確固たる信念を持ったProgressiveなメタルバンドだと彼らの音楽を熱心に聞いているリスナーの皆様なら誰もが頷いてくださると信じています。・・・という視点から物事を見ることができるわけです。だから最終的に言いたい事は、いろいろとProg Metalバンドがいてシアタースタイルやライク系のスタイルといった形で似た形の傾向があるかもしれないけけど、国によってはシンフォニックな味付けが強いとか、キーボードよりもギターに比重を置いているとか、テクニカルな演奏を重視しているもの、あるいはメロディックでキャッチーな楽曲志向の連中もいるということで心を開き、柔軟な姿勢で音楽に接して行きできれば歌詞の内容やどういったコンセプトを持っているのかとかバックグランドなどにも注意してみていくと見えなかったものが見えてきて最初はエンジョイするのが難しいというかとっつきにくいものが、いつのまにか腫れ物が落ちたように楽しむことができるのだと思います。なんか頭で考えたり理屈をこねたりしそうになりますが、変拍子や巧みな演奏、不思議な楽曲の世界に身をゆだねて気を長くしてつきあっていただくことによって、状況が少しでも変わっていくのではないでしょうか。
まあ後半はですね、ちょっと日本でのProgMetal系の活躍があまり芳しくないということからちょっと話題がずれたりしたかもしれませんが、日本もいづれ海外と同じくProg Metal系をサポートしたいという人達が少しづつ現れて欲しいと願っています。でも僕がこのサイトをもう2年近くやらせてもらった感触としては僕と似たような感覚やProg Metal系音楽をこよなく愛している人が多くいるということを実感でき、ニュースやレヴューや掲示板、メールなどを通してコミュニケーションを量ることができたことでしょう。あと最近は余りやっていませんが、このページをスタートさせたときはキリ番をゲットした人にはもれなく日本ではなかなか手に入りにくいけれども良質のProg Metal系バンドのCDを提供する企画をやりましたが結構好評でした。(ちなみにそのときはZero Hour, Mind's Eye, The Black Symphony, October Thornsなどとどれも良質のProg Metal系バンドのCDを10枚近くプレゼントとして発送させていただきました)、これも個人レベルの小さいサポートではありましたが、CDを提供してくれたROUND RECORDSやZero Hourなどの当時まだインディペンデントでのリリースだったバンド側からの暖かい配慮などもあり小さいながらも成功を収めることができました。なかなかこういう企画はめったに最近はできないのでありますが、やはりこの手のProg Metal系バンドのサポートは草の根運動です、グラスルーツ・ムーブメントじゃないと成果は現れないという実感があるのです。現にプログレ系の人達が主催しているProgDayのイベントを始めた猫の好きな(笑)仕掛け人のPeter Renfro氏も最初は50人集まるかどうかという不安があったのですが、利益よりも出て行ったお金の方が多かったけれども充実した内容のものを95年から毎年続けることができたという証言もあります。そしてProgPowerのヨーロッパでのイベントのオーガナイザーのRene Jansen氏が始めたProg Metalファンの為の祭典ProgPowerフェスティバルもすでに始めて3年が経ちヨーロッパ方面のProg Metalファンにとっては楽園を現出させました。またアメリカではGlen Harveston氏が主催したアメリカ版のProgPowerフェスティバルは今年なんと2回も行われ、Pain Of Salvation, Zero Hour, Evergrey, Spiral Architect, Balance Of Power, Superior, Symphony X, Power Of Omen, Angel Dustなどといったバンドの熱演を繰り広げたりと徐々に輪が広がっていますし、フランスではArk, Threshould, Freak Kitchenなどのカップリングでのライブや、NTSレコードによるライブコンサートが開かれたりと少し前では考えられなかったProg Metal系やプログレハード関連やその周辺を応援するムーブメントが草の根ではありますが、広がってきています。まあWoodstockやReading Festival, Monsters Of Rock,ネブワースなどのようなのような巨大な野外の祭典までは考えませんが、何が起こるかわからないです。そしていずれ遠くない親戚的なジャンルであるアトモスフェリック・ゴシックメタル系の祭典も行われる日は遠くないかもしれませんよ。The Gathering, Lacuna Coil, Trail Of Tears, Theatre Of Tragedy, Dreams Of Sanity, The Sins of Thy Beloved, Tristania, Novembers Doomなどの綺麗どころのフロント女性がいるバンドの祭典がいつか開かれることをファンは願いたいですね(笑)。
日本でProgPower系を見たいとなれば現在では来日が期待できるのは、Dream TheaterやKansasなどに限られてしまいますが、その状況が少しでも変わって欲しいと思いますね。あと国内のProg Rockシーンで考えるならば、日本のProg系バンドを応援しているシーンは小さいながらもあるのはある意味希望として残っていると思います。Gerard, Ars Nova, Marge Litchなどといったバンドは日本だけでなく海外でもアルバムをリリースしたりと活躍を見せておりますが、日本のハードプログレ勢とは異なる洋楽のProgMetal系やプログレハード、ドラマティックメタル関連からの要素を強く見せているVigilante, Tiananogueといったバンドも海外ではアピールする力が大きいような気がしますし、Dream TheaterやQueensryche系などから影響を受けたバンドがこれから日本のレーベルの目に止まってくれると状況も少しは違うかなーと思いますが、現在世界で通用する力を示してくれたのがあのConcerto Moon、Double Dealerであり、Vigilanteですから日本のシーンにおいても面白いものが見れると思います。日本のレーベルも少しづつまた以前のZero CorporationやAvalon/MarqueeレーベルのようにProg Metal系のバンドを国内盤でリリースしてもらいたいという願いはファンにはあると思いますが、そういった願いが答えられつつあるのでしょうか?。今年の初頭は僕がこのPILGRIM WORLDサイトを始めたときから騒いでいたZero HourのThe Laser's Edge/Sensoryから海外ではリリースされているThe Towers Of Avariceがマーキー傘下のベル・アンティークよりリリースされ日本のメタル雑誌やプログレ関連を扱っている雑誌でも高い評価を得られたと思います。そして今年の終わりについに海外ではInside Out Music Americaレーベルと契約を交わしライブ演奏も好評のEvergreyが3枚目のIn Search For Truthで日本デビューを果したりと肯定的な動きも見せているのが嬉しいです。国内のProgrock系だけでなく海外のProg Rock/Prog Metalをサポートするレーベルやメディアがいることは大切だなーというのを痛感したわけですし、そういったサポートを得ることができる内容のアルバムを作り、実際にライブやギグでその強靭な精神を示す実力のある演奏を提供しているバンドは強いとおもう。
最後になりましたが、いろんなバンドがProg Metal系のバンドを見渡してみてもたくさん存在しています。どんなタイプのものであれメタルだろうがロックだろうがプログレッシブな要素を少しでも持ったものにこれからも目を向けて応援をしたいし活躍してもらいたいという気持ちや願いを込めてですね、これからもコツコツとサポートしていければいいなーと思います。今年は9月から世界的に不穏な動きが起こってきていてこれからどういう風になるのだろうか?と不安を隠せない状況や緊迫したムードも消えてしまったわけではないですが、そんな状況下でもよいリリースやシーンの活性化が続いてくればよろしいなーと思います。