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2012/02/05

【Review】に関するご意見・ご指摘について回答します (購入したCD・プロモ盤などを含めて)
Album Reviewに関するご意見やご感想について、今回は特に問題点として指摘された「プロモ盤」についてピップアップしてみました。長い文章ではございますが、できるだけ噛み砕いて説明したいと思います。中には「プロモCDを無償で提供してもらっている時点で、既にあなたがホームページ上で書いたものはReviewでは無い。あなたのやっていることは間違っている。大変ガッカリした。」という、かなり厳しいご指摘や叱責もありました。それらの意見を耳にしたときに、自分が感じた反省点と問題点を挙げると、下の数点に集約されると感じています。そこで、今回は自分が招いた問題点と誤解を与えてしまった点を確認しつつ、ホームページをご覧の皆様へ反省すべき点と自分に非がある部分は素直に認めてまいります。また誤解を与えた点や弁明できる部分を発表したいと思います。今後はホームページをご覧になっている皆様にご心配をおかけせぬように、もし可能であれば再出発をしたいと考えております。今回の件で、大きな誤解を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます。

・・・では、本題に入ります・・・

Reviewに関する問題点と反省点を分かる範囲で整理してみました。

(1) REVIEWに関するガイドラインを日本語と英語ページの両方に早い段階で設置しておらず、結果的に誤認させてしまう事態を生じさせた。

(2) 数年前まで「
About Material Submission」というページの説明を英語ページにだけ載せていたが、それと同じ内容を日本語ページに載せていなかったという指摘。また、「プロモ送付に関する情報を記載していたページを突如削除したのは都合が悪いということが発覚したからですか?」という、ご指摘も合わせて受けました。

(3) そして、そのページに記載してあった文言に問題があるという指摘。"for promotional purposes"という表現があった。「販売を促進するためなら、事実とは多少異なるレヴュー内容を含むことによって、CDセールスに貢献しようとしていた」という指摘 (つまり、レヴューを参考にする訪問者を愚弄していたのではないか・・・というご指摘)。

(4) 上の内容に関連している点では、レーベルから送られてきたプロモ盤には極めて良い評価を与え、購入したCDには辛口の見解を含める傾向が極めて強いという見解。

(5) Lion Musicから何かインセンティブや金銭が絡むコネのようなものが発生していたのではないかという疑惑。そのためにCDの評価が高い傾向にあるのではないか?ということです。(先に結論を言いますが、こういう変な噂が出てくること自体に驚きを隠せません。彼等の名誉にかけて誓いますが、実際にそういう事実は全くございません)

(6) 今まで掲示板を設けていましたが、「『そのCDをどこで購入したのですか?』と訊いても答えられないのは、実際にレヴューしているCDを買っていないからですよね?」というご指摘について。

「まず始めに」:

Reviewに関しては、基本的に自分が所有しているCDを中心としておりますが、現在は一部のレヴュー記事は海外から送付されてきたプロモ用のCDで興味を持ったものもレヴューに含めております(また、このプロモーショナル盤については、下で一例を紹介しております)。ホームページを立ち上げて半年経ったころか、1年ぐらいたった時期に、海外のレーベルからコンタクトがありました。初めてコンタクトをとってきたレーベルは、当時まだ余り名前が知られていなかったGrooveyard RecordsLion Musicでした。「そちらのホームページを拝見しました。貴サイトでCDをReviewして欲しいので、そちらにプロモ盤を送りたいのです。レヴューがホームページにアップしたら、連絡を下さい。」という内容でした。とても嬉しいオファーでした。

ただし、補足をさせていただくと、少なくとも
2000年から2001年ごろには、「プロモ盤の送付」に関するページは英語ページにすら設置しておりませんでした。自分が調べてみて分かったのは、「プロモ盤の送付」に関する情報を英語ページに掲載しだしたのは2002年下半期辺りということになります。舞台裏を明かすとそういった「プロモ盤の送付」に関するページを設置したからと言って、すぐに多くの反応が来たという訳では全くありません。正直なところ、そういったページを設置する前とその後で、上記のレーベル以外にコンタクトをとってきたケースは数少ないです。1年のうちに新しいレーベルとのコンタクトがあったのは、良くて1回か2回ほどで、ある年は全くゼロといった状態なども何回もあります。そして、「プロモ盤を送付したい」という希望でコンタクトを取ってきたバンドの中には、そういう"Material Submission"のページの情報があることすら知らずにメッセージを送ってきたケースも結構ありました(笑)。

プロモ盤を送付していただくのは個人的には、今まで雑誌媒体やネット上でも全く話題になっていなかった存在を知るという意味では大変有益でした。
当初の目標としては、プロモ盤のReviewは英語ページのみに掲載する方針を固めていました。その理由は、日本国内の音楽ファンを唸らせるほどの力量に達していないと判断したためと、Prog MetalやProg Rock然とした音楽性を持ったプロモ盤が郵送されてくることが無かったためです。なので、自分が知っている範囲では日本語ページにもLion MusicからリリースされたCDを割りと単発的にReviewとして載せるようになったのは、2005年ぐらいからだったと思います。この時期に、しっかりとプロモーショナルCDに関するステイトメントやReviewに関するガイドラインをしっかりと掲載させておくべきだったのは、大きな反省点だったと思います。



それでは、上の表でまとめた問題点と反省点について、自分の見解がどうであるのか、ご説明したいと思います。

(1) REVIEWに関するガイドラインを日本語と英語ページの両方に早い段階で設置しておらず、結果的に誤認させてしまう事態を生じさせた。
全く持って、これに関してはReviewを書くことばかりに専念することが先になってしまって、疎かになったことを反省しています。レヴューは購入したアルバムを基準にしていましたが、次第にプロモ盤として送っていただく作品のクオリティが高いものも増えてきました。これは英語ページだけで紹介するのは勿体無いと思い、いつのまにやら流れでプロモ盤と購入したアルバムの両方がごちゃ混ぜとなっている状態を、訪問される皆様にしっかりと紹介できぬまま、レヴュー記事を掲載する形になってしまいました。要は、投稿したReview記事の中には、プロモ盤もあるという情報を記載していなかったために、このPILGRIM WORLDというページは極めていい加減なことをやっているという指摘を受けても仕方がないと反省せざるを得ません(トホホ・・・)。できる限り、他の先輩サイトを見習って、そういう表現や情報を掲載していきたいと考えています。

(2) 数年前まで「About Material Submission」というページの説明を英語ページにだけ載せていたが、それと同じ内容を日本語ページに載せていなかったという指摘。また、「プロモ送付に関する情報を記載していたページを突如削除したのは都合が悪いということが発覚したからですか?」という、ご指摘も合わせて受けました。
(3) そして、そのページに記載してあった文言に問題があるという指摘。"for promotional purposes"という表現が「販売を促進するため」なら、事実とは異なるレヴュー内容を故意に含んでいたという指摘(つまり、レヴューを参考にする訪問者を愚弄していたのではないか・・・というご指摘)。
まず英語ページのみに載せていた理由は、海外のProg Metalタイプのグループやミュージシャンに「プロモ送付も可能ですよ」というメッセージを伝えるということが主要な目的だったためです。日本語のページに載せなかったのは、海外の人達は日本語のページに書いてあることをチェックする傾向が少ないためという個人的な判断からです。最近まで、この部分はあえて訪問される方に伝える必要性を強く感じていなかったためというのが理由です。この点では意見の相違があることを知ったので、レヴューをする方針やガイドライン的なものがあれば誤解が発生しなかったように考えていますが、如何でしょうか?。

突如として削除したのにも理由があります。「どうしてか?」ということですが、数年前のGWの時期に体調を崩しておりました。2009年ごろが海外のバンドやミュージシャンからの問い合わせと反応が一番多い時だったのと、自分の体調が良くないこともあって「このまま健康状態が戻らないかもしれない」という不安もあってプロモ盤を送ってもらっても、全ての音源をチェックしてレヴューをすることは当時の自分の心境としてはキツイと判断して、その情報をシャットダウンしました。その後、暫くの間はプロモ盤を受け付けるのを止める情報を掲載していました(これも今は、削除しています)。そして、もう一つ削除した理由としては、この辺りの時期から拙サイトの英語ページに書いてあったAbout Material Submissionの箇所が面白半分に書かれているらしいということを耳にしたので、直感的に「拙い英語で表現しているので、英語に堪能な人からみたら間違いだらけなのを指摘されたのかな?」という不安を感じ、分かった時点で削除をしたということです。つまり、理由としては、そういうところです。


自分の拙い文章力を晒すようですが、内容はこういう風に英語ページに書いておりました(現在はサイトからは消去しています)。↓

Would you like me to review your prog metal cds in English or Japanese for promotional purposes? Let Japanese and Asian Prog Metal heads know who you are. Please contact me through my email address before submitting your promotional materials.A few bands have ever asked me if I would review some progressive rock oriented music and melodic music.Yes, I would love to do that. Well, as you see that this website is geared toward music like Dream Theater, Fates Warning, Queensryche, Shadow Gallery and Zero Hour, because I love such music and bands quite a lot. I try to be open-minded to different kind of music in general. Thanks for visiting Pilgrimworld Website.』 (原文ママ)

この文章の中で、確かに誤解を生じやすい部分があったことは確かです。
まず最初の文に"for promotional purposes"という箇所が極めて問題があるということに後になって気づきました。
実は、この文章の中で英語圏の人達に伝えたかったことは、「英語または日本語でCDレヴューをご希望ですか?。日本やアジアのProg Metalファンに紹介をしてみませんか?。プロモ盤を送付される前に私にコンタクトを取ってください。・・・・」ということです。

問題の"for promotional purposes"という表現を入れたのは、商品として売れる通常版のCDではなくて、「プロモーショナル用のCDを送ってくださって構いませんよ」という部分を強調したかったのですが、どうも「意味合いが微妙に違った形で受け取られる可能性が高い」ということを、ある人に後で教わりました。「
販売促進のためなら、あること無いこと良い印象のレヴューを書いて、多くの人に買ってもらおう」というような意味合いでレヴューを書いたつもりは全く無いのです(または、そういう風に都合の良いことを書いてくださいという相手からの根回しも一切ございません。

for promotional purposesというのが無ければ、あまり問題はなかったかなあと反省しています。もっと違った形の表現や文章ににすれば誤解は発生しなかったでしょう。英語圏に住んでいる人にもproof-readingしてもらうなど、よく調べてから書いておくべきだったと思います。しかし、どうもそういう風に受け取られてしまったのは、全く残念でなりません。

4) 上の内容に関連している点では、レーベルから送られてきたプロモ盤には極めて良い評価を与え、購入したCDには辛口の見解を含める傾向が極めて強いという見解。
確かにプロモCDを送ってもらったということで感謝の気持ちは当然ございます。内容的には自分が気づいた点や感じたことは記事にするようには努力しました。プロモ盤だから、全部が大目に見るレヴューではないということは察しがついていただけると信じているのですが、如何でしょう?。購入したCDも、レヴューする姿勢は基本的には同じです。たまにプロモ盤と購入したCDのレヴュー記事の内容に温度差があるように感じられるかもしれませんが、自分が気づいたこと感じたことを書いたりします。その一方で、気になる部分を強調したりすることもありますが、根底にある基本線はレヴューをするバンドやミュージシャンを応援したり頑張っている部分については評価しています。なるべく、そのアルバムを制作したバンドやミュージシャンを貶めるような発言はしないように気を配っているつもりです。

(5) Lion Musicから何かインセンティブや、金銭が絡むコネのようなものが発生していたのではないかという疑惑。そのためにCDの評価が高い傾向にあるのではないか?ということです。
上にも書きますが、正直この辺りのご質問に関しては、私の中の発想には全く無いので大変驚いてしまいました。確かに、以前からプロモーション用のCDを送ってもらっていましたが、癒着とか権益が発生するということは全く無いです(笑)。これが良い機会なので発言させていただきます。確かにAbout Material Submissionというページを通して、間接的にプロモ盤の送付はアピールしておりました。その一方で、私の方から直接的にミュージシャンやバンド、レーベルのプロモ送付担当者に直接メールやメッセージ、あるいは電話をかけて、「CDを送ってきてくださいとグイグイとアピールをしたことはございません。直接的でなくても、間接的にはアピールしまくっているではないか?と言われると、それ以上は反論できません。もう一つ補足をすると、Lion Musicに関して付け加えさせていただくと、プロモ盤を送付というのは通常版のCDではありません。ブックレットはありません。CDは真っ白だったりするのです。あと、何故かよく分かりませんが、2005年ぐらいまで肝心のProg Metal系のCDは送付から外されていました(この理由は分かりません。ただプロモ盤を僕のところに郵送するのを忘れていたのかもしれません。つまり、Lion Musicで活躍している殆どの良質なProg Metal系バンドのCDは、普通のオンラインショップや実際のお店屋さんで購入してCDを買ってからレヴューをしているものも結構あります。基本的にLion Musicは勃興・発展・安定という時代の変遷を実際に見つめてきたので、確かに贔屓目で見るところは多少あります。しかし、感じたことを客観的に、また部分的には主観を混ぜながらレビュー記事は正直に書いたつもりなのですが、読む人によって感じ方や印象は違うので、伝えるということの難しさを感じざるを得ません。

(6) 今まで掲示板を設けていましたが、「『そのCDをどこで購入したのですか?』と訊いても答えられないのは、実際にレヴューしているCDを買っていないからですよね?」というご指摘について。
掲示板ではあえて、その手の質問には曖昧に答えるようにしていました。具体的な購入先は有名なProg Rock系を扱う海外のオンラインショップだったり、地元のショップで買ったりと様々です。Amazonで買ったりもしますし、入手が難しいものは大抵GEMM辺りで検索をして発見したCDを扱っているお店で購入したりしました。実はかつて購入先を紹介した際に、その途中のプロセスで分からなくなったり、トラブルが発生しかかったことがあります。そういうこともあり、レヴューしているCDの購入先を紹介するのを躊躇することもありました。しかし、一番難しい点は、僕が購入したときにはアイテムが置いてあったけど、紹介したときにはソールドアウト状態で、次はいつ入荷するか分からないという事情もあります。また海外サイトの場合は、購入したけど商品が来なかったとか、お金は払ったのに一向にCDが来ないというリスクも発生することを考えると、僕は軽い気持ちでお答えできないかな?ということは何回かありました。トラブル回避のために、ちょっとお答えしにくかったというのが実情です。


ざっと私が気になった内容や感じた問題点や反省点などは、以上ということになります。Reviewに関しては、確かに通常購入したアルバムや音源、そしてプロモーショナル盤も含めた内容などを説明したガイドライン的なものやReviewストラテジー的な見解を紹介しておけば、無用な誤解や批判を受けなかったかもしれません。ご心配とご迷惑をおかけしたことを、この場をお借りしてお詫びいたします。ここまで駄文を読んでいただき誠にありがとうございました。

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